元柏レイソル所属選手の日本代表GK中村航輔は、ポルトガル1部ポルティモネンセの正守護神として活躍。他クラブからの関心が取りざたされる中、トルコ1部フェネルバフチェが同選手の獲得オファーを提示したようだ。
トルコメディア『Radyo Gol』の報道によると、フェネルバフチェは移籍金500万ユーロ(約7億7000万円)でオファーを提示。同選手を他クラブに放出する際に得る移籍金の一部をポルティモネンセに支払うことも条件に盛り込んだという。
しかしポルティモネンセは移籍金を600万ユーロ(約9億3000万円)に設定。移籍金の上積みを求めた一方、フェネルバフチェから提案された次回売却時の一部支払いには同意しているという。
同選手とポルティモネンセの契約期間は2025年6月までであり、4000万ユーロ(約60億円)の契約解除条項が盛り込まれている。またポルトガル紙『O JOGO』は先月末に「リヨンが移籍金350万ユーロ(約5億2000万円)でオファー提示も、ポルティモネンセが却下」と報道。
フェネルバフチェからの関心も以前から報じられているが、ポルティモネンセのロディネイ・サンパイオ会長は「(現有戦力の慰留における)我々のマネジメントは優秀であり、今後もそうあり続けるだろう。一見断れないようなオファーも却下することができる」と、オファーに応じない姿勢を見せている。
中村は2021年に柏からポルティモネンセへ完全移籍も、2021/22シーズンまではトップチームでの出場機会に恵まれなかった。しかし昨年8月にGKサムエルがFCポルトへ移籍したことをきっかけに、正守護神に定着。昨年9月から2022/23シーズン最終戦までリーグ戦全試合でフル出場した。
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