元湘南ベルマーレ所属選手のFWウェリントン・ジュニオールは、日本代表GK中村航輔擁するポルトガル1部ポルティモネンセを先月末に退団。今月9日に韓国1部江原FCへの加入が正式決定している。
ウェリントンは2021年1月にポルティモネンセから湘南へ期限付き移籍。同年のJ1リーグで3試合出場ノーゴールという結果に終わると、シーズン終了後にポルティモネンセへ復帰していた。しかし復帰後は本来のパフォーマンスを発揮。2022/23シーズンはポルトガル1部リーグ24試合の先発出場で6ゴールをマークしていた。
そんなウェリントンの新天地である江原FCは、今季ここまでリーグ戦21試合を終えて2勝8分11敗。勝ち点14の11位と低迷しているほか、チーム全体のゴール数がリーグ最少の「13」と決定力不足を露呈。先月中旬にチェ・ヨンス監督を解任して、ジェフユナイテッド市原・千葉元監督の尹晶煥氏を招へいしている。
江原FCには、かつて北海道コンサドーレ札幌所属MF小林祐希が在籍。その小林は先月、DF西大伍との対談で古巣クラブの惨状ぶりについて以下のようにコメント。当時のチームメイトから「江原FCは韓国国内でも酷い方だ」と言われたことも明かしている。
「(チェ・ヨンス監督について)自分の思ったプレーをしない選手は、すぐセカンドチーム行き。(監督が)ミスした選手の名前呼んで、ライン際で殴るフリとかするんですよ。(監督は現役時代に日本にいたから)差別はないけど、罰則が激しい」
「ゴール前でゴールキーパーと1対1になってる選手がいて、横に味方がいて流せば簡単にゴールできるところを自分でシュートを打って外した。そしたら、そいつ2ヶ月くらいセカンドチームから上がってこれなかった」
「練習中みんなビクビクしている。監督が次パス出す人の名前を叫ぶ。結構安パイなプレーする練習ばかり。仕掛けるやつが見ない。プレー中だけでなく、『食事中に喋るな』とか軍隊的なルールもあったので難しかった」
監督交代後も2分1敗と白星がない江原FC。得点力アップを目的にウェリントンを獲得したとみられるだけに、同選手にかかる期待は大きいはずだ。
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