浦和レッズ所属のスウェーデン人MFダヴィド・モーベルグは、今月8日に行われた明治安田生命J1リーグ第20節FC東京戦でベンチ外。ギリシャ1部クラブへの移籍で合意に達したと、現地メディアが報じている。
モーベルグがギリシャへ移籍する可能性については、ギリシャメディア『All About ARIS』が今月5日に報道。アリス・テッサロニキがサイドアタッカーの補強を目指す中、モーベルグを上位候補にリストアップしていると伝えていた。
するとギリシャメディア『sportime』は「アリスはモーベルグ獲得で、選手サイド、浦和ともに合意している。移籍完了に向けて所属クラブと書類の交換を行っているところだ。書類の交換が完了したら、モーベルグはアリスと契約するために直ちにギリシャに向かう予定だ」と伝えている。
一方、ギリシャメディア『sportdog』は「アリスはモーベルグと2年契約を結ぶことで個人合意。書類交換の手続きを進めているといわれているが、優先事項は浦和からの放出を完了させることだ」とリポート。モーベルグが浦和で年俸85万ユーロ(約1億3000万円)を受け取っていることをもあわせて紹介している。
アリス・テッサロニキはギリシャ1部リーグを3度制した古豪。2017/18シーズンに1部復帰を果たすと、2020/21シーズンから2年つづけて3位でフィニッシュ。2022/23シーズンはパナシナイコスやオリンピアコスと上位争いを繰り広げたものの、5位に終わっている。
なおモーベルグは2021年12月、チェコ1部ACスパルタ・プラハから浦和へ完全移籍。来日1年目の昨季は、リーグ戦20試合の出場で8ゴールをマークしていた。そしてマチェイ・スコルジャ監督のもとで迎えた今季も、J1開幕から4試合つづけて先発出場。しかし4月以降はスタメン出場1試合にとどまるなど、序列低下が顕著に。AFCチャンピオンズリーグ決勝のアル・ヒラル戦では2試合ともにベンチ外だった。
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