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元神戸MF森岡亮太がベルギー移籍拒否か「恩師と再会熱望も低年俸」

森岡亮太 写真:Getty Images

 元ヴィッセル神戸所属選手のMF森岡亮太は、ベルギー1部シャルルロワSCの構想から外れている模様。ベルギー国内移籍の可能性が取りざたされる中、DF渡辺剛の古巣であるKVコルトレイクのオファーを拒否したと、現地で報じられている。

 同選手は2019年1月にアンデルレヒトからシャルルロワへ移籍。シャルルロワ加入後は主力選手として活躍しており、今季も開幕から第14節までは10試合に先発出場。しかし成績不振によりエドワード・スティルからフェリス・マッズに監督が代わると、出場機会が激減。第15節以降はスタメン出場わずか1試合に終わったほか、3月はじめに負傷離脱。今季最終戦でベンチメンバーに復帰したが、出番はなかった。

 一方、コルトレイクは先月、スティル氏の監督就任を公式発表。スティル氏はシャルルロワ監督時代に森岡を主力選手として信頼していた人物だ。ベルギーメディア『Voetbal』の報道によると、森岡本人はスティル氏との再会を望んでいたとのこと。しかし年俸をはじめ条件面を考慮した上でオファーを却下したという。

 コルトレイクは過去にベルギー2部リーグで2度優勝したものの、1部制覇の実績はない。また2022/23シーズンは序盤から残留争いを展開。ただ渡辺が全試合フルタイム出場と活躍したこともあり、2部降格の16位KVオーステンデから勝ち点4差の14位で終えている。

 なおベルギー紙『ラ・デルニエール・ウール』の報道によると、森岡にはベルギー2部KMSKデインズやシント=トロイデンVV(STVV)も関心を寄せている模様。日本国内の一部ファンから神戸復帰を望む声が上がっているものの、本人はベルギーでのプレー続行を望んでいるという。