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相馬勇紀残留にくわえて…カーザ・ピア幹部が日本人選手獲得匂わせ発言

相馬勇紀 写真:Getty Images

 日本代表MF相馬勇紀は、名古屋グランパスからの期限付き移籍期間延長により、ポルトガル1部カーザ・ピアACに残留する見込みとなっている。そのカーザ・ピアが日本人選手獲得に動くかもしれない。

 カーザ・ピアには先月末の時点で相馬、MF邦本宜裕と日本人選手2名が在籍。邦本については今夏退団の可能性やアジア複数クラブからの関心が報じられている。また邦本から右サイドのレギュラーポジションを奪った相馬については、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が先月中旬に「名古屋と交渉した結果、1年間のレンタル移籍期間延長で合意に達した」と報じている。

 そんな中、同クラブのディオゴ・ボア・アルマSD(スポーツディレクター)が今年夏の補強を展望。ポルトガル紙『O JOGO』のインタビューで日本人選手獲得の可能性について問われると、以下のようなコメントを残している。

 「ポルトガルのクラブには、他国のクラブのような資金力がない。(移籍市場において)我々は創造性豊かであり、将来を予測し、代わりとなるマーケットを視野に入れる必要がある。スカウティングは世界中で行っており、カーザ・ピアも例外ではない」

 なおアルマ氏はかつてCDサンタ・クララの幹部として、日本代表MF守田英正とFW田川亨介の獲得に尽力している。日本の移籍市場に詳しいだけに、カーザ・ピアが今後も日本人選手獲得を戦略を継続する可能性は十分にある。