鹿島退団予告も。ピトゥカ代理人が声明「クラブが移籍を容認しないので…」

　鹿島アントラーズ所属のブラジル人MFディエゴ・ピトゥカは、今季終了後のフリー移籍が噂されている。そんな中、ピトゥカのエージェント会社が同選手の去就について説明している。

　ピトゥカをはじめ複数選手のエージェント業務を手掛ける『Squadra Unique Sports』は今月4日、　公式ツイッターアカウントを更新。ブラジル国内メディアの報道内容と同じく、以下のような内容で鹿島退団の可能性を認めている。

　「現在までディエゴ・ピトゥカ選手は鹿島アントラーズと2024年までの契約延長に合意していません。日本のクラブが違約金満額支払のみで移籍の容認をしないので、2023年末の契約を満了することになります。今後くるオファーなどを検討し、2024年のキャリアに最善の選択できるようにしていきます」

　またブラジルメディア『iG Esporte』は今月はじめに「鹿島がピトゥカの移籍金を400万ドル（約5億8000万円）に設定している」と報じていた。そのため、声明文に記載されている違約金は400万ドルだと考えられる。

　さらにブラジルメディア『Super Vasco』の報道によると、ブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマがピトゥカの獲得調査を行っているとのこと。くわえて『Somos Fanaticos』は「選手サイドがブラジル1部アトレチコ・ミネイロに逆オファー。しかしクラブは彼の獲得に興味を示していない」と伝えている。

　ピトゥカは2021年1月にブラジル1部サントスから鹿島へ完全移籍。昨年夏からサントス復帰の可能性が取りざたされる中、主力選手として活躍。今季もここまでJ1リーグほぼ全試合でスタメン出場している。