スコットランド1部セルティック所属の日本代表MF旗手怜央は、アンジェ・ポステコグルー監督を招へいしたプレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーからの関心が報じられている。そんな中、現地では同選手のステップアップ移籍が濃厚との見方が広まっているほか、セルティックとの契約に盛り込まれている特殊条項にも注目が集まっている。
旗手は昨年1月に川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍し、セルティックと2025年6月までの複数年契約を締結。海外挑戦1年目の2021/22シーズンからレギュラーに定着すると、今季は公式戦45試合の出場で9ゴール11アシストをマーク。主力選手としてスコットランド1部リーグ連覇やスコットランド3冠に大きく貢献したほか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも好パフォーマンスを発揮した。
セルティックで日本代表FW古橋亨梧や旗手を指導していたポステコグルーは、先月にトッテナム指揮官に就任。複数のイギリスメディアが「古橋亨梧と旗手怜央がトッテナムの補強候補」と度々伝えている。
また今週にはサウジアラビア1部アル・イテハド移籍の可能性が浮上。アラビア紙『オカーズ』が「アル・イテハドが旗手獲得に近づいている」と報じたが、旗手の代理人は「彼は引き続きヨーロッパでプレーする。サウジアラビア移籍はない」と語ったという。
そんな中、セルティックの専門サイト『セルティックウェイ』は旗手の去就について以下のように考察している。
「旗手がセルティックでのCL出場やプレミアリーグ移籍をより魅力的な選択肢だと考えているのは明らかだ。彼の年齢を踏まえると、クラブは高値をつけることができるだろう。昨シーズン、CLで印象的なプレーを連発したことも見逃せない事実だ。ステップアップに適した選手かどうかを判断するのに、これ以上のバロメーターはない」
「他クラブから声がかかるようなことがあれば、彼は必然的にステップアップ移籍へと向かうだろう。セルティックは彼の売却で手頃な利益を得ることができるし、これまで交渉してきた転売条項からさらに利益を得ることもできるだろう」
売却先のクラブが選手を他クラブへ移籍させた場合、セルティックが移籍金の一部を受け取るための転売条項が、旗手のステップアップ移籍を加速させることになるかもしれない。
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