Jリーグ ジュビロ磐田

J2磐田FW後藤啓介に欧州移籍浮上。ウェストハムなど5クラブ関心か

後藤啓介 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ・ジュビロ磐田所属FW後藤啓介に欧州移籍の可能性が浮上。プレミアリーグ(イングランド1部)ウェストハム・ユナイテッドをはじめ5クラブからの関心が海外で報じられている。

 後藤は今年、磐田のトップチームへ昇格。磐田の補強禁止処分にくわえてFW杉本健勇が横浜F・マリノスへレンタル移籍したこともあり、今季ここまでリーグ戦17試合に出場し5ゴールをマーク。磐田の将来を担う絶対的ストライカーとして、サポーターから期待を寄せられている。

 しかし英紙『デイリーメール』の報道によると、ウェストハムが後藤の獲得に興味を示しているとのこと。「ウェストハムは若手選手の補強に熱心だ。特にデクラン・ライスがアーセナルに移籍し、ティロ・ケーラーにも退団の可能性もあるため、高さを加えたいと考えている」と、ウェストハムの補強ポイントを解説している。

 また同紙は「後藤は身体能力の高さで際立っている。長身にもかかわらずスピードがあり、しばしば深い位置まで下がってボールを奪い、ボックス内に侵入する。このまま成長を続ければ、来年にはフル代表入りを果たすだろう」と後藤のプレースタイルも解説。

 その一方で「エバートンも後藤に注目しているが、ラ・リーガ(スペイン1部)セビージャ、セリエA(イタリア1部)ユベントス、オランダ1部フェイエノールトが特に強い関心を示している」と、他クラブとの争奪戦が必至と見解を示した。

 なおプレミアリーグやイングランド2部リーグ所属クラブは、2023/24シーズンから労働許可基準の「資格外選手」を最大4人まで獲得可能となっている。すでに英2部バーミンガムがMF三好康児を獲得しているが、このルール変更が日本人選手のイングランド移籍を後押しすることになりそうだ。