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神戸イニエスタのアルゼンチン移籍報道に疑問。現地「Jリーグは低レベル」

アンドレス・イニエスタ 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦をもって退団することが決定。バルセロナ時代の同僚率いるアルゼンチン1部アルヘンティノス・ジュニアーズ移籍が噂されているが、現地ではイニエスタのアルゼンチン移籍報道に疑問の声が上がっている。

 イニエスタの新天地については先日、スペイン・バルセロナの地元紙『ラ・バングアルディア』がMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミやサウジアラビア1部アル・ヒラルなどからの関心を伝えていた。

 一方、アルヘンティノス・ジュニアーズのガブリエル・ミリート監督は米メディア『TNTスポーツ』アルゼンチン版の独占インタビューで、イニエスタへの接触を明言。「彼は私に返事することを約束してくれた。彼は私に『自分の将来についてよく考えなければならないし、はっきりしたことは何もない』と言った。その言葉だけでとても複雑だと思う」と、同選手の獲得が微妙との見解を示している。

 そんな中、かつてアルゼンチン1部ボカ・ジュニアーズやバレンシアでプレーしていたダリオ・フェルマン氏がイニエスタの去就報道に反応。同氏は英メディア『トライバル・フットボール』のインタビューで以下のようなコメントを残した。

 「ミリート監督はイニエスタに対して、アルゼンチン国内リーグがJリーグよりレベルが高いことは伝えただろう。だが、アルゼンチンが経済的に不安定であることは伝えていないはずだ」

 「アルゼンチンではサッカーがすべてであり、サッカーに対する情熱が溢れている。日本とは違う。イニエスタがアルゼンチンでプレーすることは不可能だ」