日本代表GKシュミット・ダニエルはDF橋岡大樹とともに、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からのステップアップ移籍を熱望。現地メディアがシュミットの現状や、STVVとの契約内容を報じている。
シュミット本人はカタールW杯開幕直前にステップアップ移籍への思いを語ると、今年2月にはベルギー紙『HBVL』のインタビューで「どのクラブも僕に興味を示さないですし、移籍のチャンスはない。なぜかヨーロッパでは日本人ゴールキーパーの人気がありません。なぜかは聞かないでください」とコメントを残していた。
同紙は今月29日、シュミットが元日本代表FW岡崎慎司とともにSTVVのプレシーズントレーニングに合流したことを伝えると、「彼はベルギー国外へ移籍できるか分からない。現時点では他クラブからの関心はない。STVVとの契約は来年6月までだ」とリポート。「橋岡とともにオファーを待っている」と綴っている。
橋岡に関しては、ベルギーの地元メディア『Truineer』が今月5日に「ブンデスリーガ(ドイツ1部)ケルンはすでにSTVVに対して、橋岡の獲得オファーを提示している。移籍金は150万ユーロ(約2億2000万円)だ」と報道。
ベルギーメディア『Voetbal』は29日、ベルギー1部アンデルレヒトの補強ポイントに右サイドバックがあがっていることを伝えた上で、橋岡ら複数選手を獲得候補として紹介している。
なおシュミットは2019/20シーズンからSTVVに在籍。正守護神として活躍する中、今季もベルギー1部リーグで31試合に出場し、8度クリーンシートを達成している。また昨年にはFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)に参戦。今月のキリンチャレンジカップ2試合でも日本代表に招集されたが、出番はなかった。
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