Jリーグ 大宮アルディージャ

大宮・奥抜侃志巡り欧州で争奪戦!ハーツ移籍でG大阪DF半田陸と共闘も

奥抜侃志 写真:Getty Images

 大宮アルディージャからポーランド1部グールニク・ザブジェへ期限付き移籍していたMF奥抜侃志は、今月21日にザブジェを退団。本人が欧州でのプレー続行を望む中、ここにきてガンバ大阪所属DF半田陸とともにスコットランド1部ハーツへ移籍する可能性が報じられている。

 奥抜は昨年8月に大宮からザブジェへ期限付き移籍。9月5日のリーグ戦でデビューすると、その後は今年2月にかけてリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。シーズン終盤はベンチスタートの機会が多かったが、リーグ戦26試合の出場で4ゴールをマーク。インサイドハーフや左ウイングなど複数ポジションを任せられていた。

 そんな奥抜は2022/23シーズン終了後、ポーランド国内メディアのインタビューで「来シーズンもヨーロッパでプレーするために、ポーランドのピッチでベストを尽くすというのが、僕の目標なんです。ザブジェでもっと長くいたいですね」とコメント。

 ただザブジェは、奥抜が期限付き移籍期間満了により退団すると発表。ポーランドメディア『SportoweFakty』は「ザブジェに買い取りオプションを行使する余裕はなかった。交渉は行われたが、大宮はザブジェの要望を聞こうとしなかったため、奥抜はアジアに戻ることになった」と伝えていた。

 しかし英紙『デイリーレコード』は25日に「ハーツは日本人選手の奥抜に関心を寄せている。しかし、ベルギー国内クラブとの厳しい争奪戦が待ち受けている」とリポート。ハーツは2022/23シーズンのスコットランド1部リーグを4位で終了。今年1月にヴィッセル神戸から加入したFW小田裕太郎が頭角を現している。

 なお同紙は今月22日、ハーツがG大阪に対して買い取りオプション付きレンタル移籍での半田獲得を打診したと伝えている。セルティックと同じく、ハーツでも日本人選手に対する評価が高まっているようだ。