元ガンバ大阪所属選手の日本代表FW中村敬斗は、オーストリア1部LASKリンツに所属。ブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシア・ドルトムントやプレミアリーグ(イングランド1部)リバプールなど複数クラブからの関心が伝えられる中、リンツのトマス・サーゲダー新監督が同選手の去就に言及した。
リンツとの契約を2025年6月まで残す中村については、ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』は今月6日に「オランダ1部フェイエノールトとベルギー1部ヘンクが獲得オファーを準備している。PSVアイントホーフェンとアイントラハト・フランクフルトも中村に興味を示していると言われていたが、今のところ具体的に動いているのはフェイエノールトとヘンクのみだ」とリポート。
しかし英紙『デイリーメール』は15日、同選手に関心を寄せているクラブとしてリバプール、ドルトムント、アストン・ビラの他にアイントラハト・フランクフルト、ボルシア・メンヒェングラートバッハ、リーグアン(フランス1部)のLOSCリール、スタッド・ランス、オリンピック・リヨンなどを列挙。「プレミアリーグのクラブからオファーが届いた」と伝えている。
中村のステップアップ移籍報道が飛び交う中、サーゲダー新監督は23日に記者会見を実施。オーストリア紙『デア・シュタンダルト』が伝えたところによると、指揮官は「中村を手放すつもりはない。(オファーが)1000万ユーロ(約14億円)以下では交渉しない」と強気の姿勢を見せているほか、中村本人も近日中にリンツのプレシーズントレーニングに合流するという。
中村の移籍先候補にはフェイエノールトも含まれているが、オランダメディア『1908.nl』は「フェイエノールトにとって1000万ユーロ(約14億円)という移籍金が高すぎる」とリポート。サーゲダー新監督のコメントを踏まえると、フェイエノールトの同選手獲得は実現不可能と考えられる。
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