サッカーには「得点関与数」という数値がある。これは「直接ゴールを決めた数(得点数)」と「パスやドリブルでゴールを手助けした数(アシスト数)」の合計で算出される。
2022年にFIFAワールドカップカタール大会(カタールW杯)が開催されたことで、2022/23シーズンは例年よりも多くの試合が行われ、たくさんのゴールが生まれた。欧州リーグに所属し、欧州で行われた全ての大会に参加した一部の選手は、出場試合数が60を超えている。
ここでは、欧州2022/23シーズンにおける得点関与数TOP5の選手たちをランキング形式で紹介しよう。
5位:ハリー・ケイン
- 得点関与数:49(60試合出場/40ゴール9アシスト)
- 所属:トッテナム・ホットスパー(イングランド/プレミアリーグ)
- 出身国:イングランド
2004年、11歳でトッテナム・ホットスパーのユースチームに加入し、以来同クラブに所属し続けているFWハリー・ケイン。2022/23シーズンは7大会(プレミアリーグ、FAカップ、カラバオカップ、CL、UEFAネーションズリーグ、ユーロ2024予選、カタールW杯)で計60試合に出場し、40ゴール9アシストを記録。1試合平均にすると得点関与数は約0.82となった。
30得点以上を記録しているにも関わらずリーグ得点王を獲得できなかった唯一の選手。2017/18シーズンにも同じ状況で得点王を逃しており、奇しくも2度目を記録してしまった。プレミアリーグ全体の得点数がいかに多いかを示すデータともいえるだろう。
イングランド代表では主将を務め、カタールW杯ではベスト8進出に貢献。1966年のイングランド大会以来のW杯優勝を目指し、日々奮闘している。
4位:モハメド・サラー
- 得点関与数:53(56試合出場/34ゴール19アシスト)
- 所属:リバプール(イングランド/プレミアリーグ)
- 出身国:エジプト
2017/18シーズンにリバプールに加入して以降、6年連続でチーム内得点王を獲得しているFWモハメド・サラー。2022/23シーズンは6大会(プレミアリーグ、FAコミュニティ・シールド、CL、FAカップ、カラバオカップ、アフリカネイションズカップ2023予選)および国際親善試合の計56試合に出場し、34ゴール19アシストを記録。1試合平均にすると得点関与数は約0.95となった。
リバプールではFAコミュニティ・シールド2022でタイトルを獲得。エジプト代表では主将としてプレーし、アフリカネイションズカップ2023予選では、これまで3試合で2ゴール2アシストを記録。2021年の決勝戦でセネガル代表にPK戦の末敗退したリベンジ大会で、2010年振り8回目の優勝を手にすることができるだろうか。
3位:リオネル・メッシ
- 得点関与数:63(54試合出場/38ゴール25アシスト)
- 所属:パリ・サンジェルマン(フランス/リーグ・アン)
- 出身国:アルゼンチン
2021年8月にラ・リーガのバルセロナからパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍したFWリオネル・メッシ。2022/23シーズンは5大会(リーグ・アン、クープ・ドゥ・フランス、CL、UEFAネーションズリーグ、カタールW杯)および国際親善試合の計54試合に出場し、38ゴール25アシストを記録。1試合平均にすると得点関与数は約1.17となった。
PSGではリーグ・アンとトロフェ・デ・シャンピオンのタイトルを獲得。アルゼンチン代表では主将を務め、カタールW杯では7試合中7ゴール3アシストの大活躍で優勝に大きく貢献し、大会最優秀選手賞を獲得した。
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