Jリーグ V・ファーレン長崎

長崎クレイソン、契約満了で今夏退団へ。ブラジル1部クラブ移籍で合意

クレイソン・ビエイラ 写真:Getty Images

 V・ファーレン長崎所属のブラジル人FWクレイソンは、今月末の契約満了をもって退団する模様。ブラジル国内クラブ移籍で合意に達したと、海外メディアが報じている。

 クレイソンは、2017年5月からおよそ2年半にわたりブラジル1部コリンチャンスに在籍。現長崎監督のファビオ・カリーレ氏から指導を受けると、昨年7月の長崎加入により恩師と再会。今季は開幕から出遅れたものの、4月12日のJ2第9節ヴァンフォーレ甲府戦以降はほぼ全試合でスタメン出場。ただ今月17日の第21節大宮アルディージャ戦ではベンチ外だった。

 同選手は先月はじめ、米メディア『TNTスポーツ』ブラジル版のインタビューで自身の去就に言及。「長崎との契約は今年6月までだけど、(契約に関することは)代理人に任せている。僕は落ち着いて、このクラブで自分のベストを尽くすことだけに集中しているんだ。でもブラジルに戻りたいという思いはある。近い将来、実現することを願っているよ」と語ると、複数のブラジルメディアがブラジル1部フルミネンセやサントスからの関心を報じていた。

 するとブラジル紙『O DIA』のジャーナリストが、22日になって「クレイソンはフルミネンセとの契約に近づいていたが、クイアバECと2025年12月までの契約締結で合意した。まもなく公式発表へ」と伝えた。

 クイアバは2020/21シーズンに2部リーグ4位で1部復帰。昨季まで2年つづけて残留争いに巻き込まれており、今季も開幕から10試合で3勝3分4敗。2部降格圏内の17位ゴイアスから勝ち点4差の16位に沈んでいる。