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日本代表GKシュミット、移籍熱望も関心なし…橋岡大樹もSTVV再合流へ

シュミット・ダニエル 写真:Getty Images

 日本代表GKシュミット・ダニエルは、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からのステップアップ移籍を熱望。2022/23シーズン終了後にSTVV退団の可能性が報じられていたが、現時点でオファーは届いていないようだ。

 同選手は2019/20シーズンからSTVVに在籍。正守護神として活躍する中、今季もベルギー1部リーグで31試合に出場し、8度クリーンシートを達成している。また昨年にはFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)に参戦。今月のキリンチャレンジカップ2試合でも日本代表に招集されたが、出番はなかった。

 そんなシュミットはカタールW杯開幕直前にステップアップ移籍への思いを語ると、今年2月にはベルギー紙『HBVL』のインタビューで「どのクラブも僕に興味を示さないですし、移籍のチャンスはない。なぜかヨーロッパでは日本人ゴールキーパーの人気がありません。なぜかは聞かないでください」と現状を明かしていた。

 また同紙は先月に「シュミットはSTVVとの契約を残しているが、ステップアップ移籍を望んでいる。どのクラブからオファーが来るのか様子を見ている段階だ」とリポート。ベルギーメディア『sporza』は「橋岡大樹とシュミットは移籍を望んでいる」と伝えていた。

 しかし『HBVL』が今月21日に報じたところによると、シュミットと橋岡については「具体的な関心がない」とのこと。近日中にもSTVVのプレシーズントレーニングに合流する見込みであるという。

 ただ橋岡に関しては、ベルギーの地元メディア『Truineer』が今月5日に「ブンデスリーガ(ドイツ1部)ケルンはすでにSTVVに対して、橋岡の獲得オファーを提示している。移籍金は150万ユーロ(約2億2000万円)だ」と伝えている。