MF藤原奏哉(アルビレックス新潟)
2018シーズン、J3のギラヴァンツ北九州からキャリアをスタートし、2021シーズンにJ2のアルビレックス新潟に移籍したMF藤原奏哉。翌2022シーズンに新潟がJ2優勝し、J1へと昇格した。年々出場機会を増やしており、初のJ1となった2023シーズンは第17節終了時点で9試合にスタメン出場。
170cmとそれほど長身ではないが守備の強度が高く、機をみた攻撃参加への評価も高い。戦術理解度と判断力に優れた選手は長期にわたって活躍するケースが多く、藤原もそうなる可能性十分だ。
DF徳元悠平(FC東京)
2018年、地元クラブであるFC琉球に入団したDF徳元悠平。1年目はJ3で、チームが昇格した翌年はJ2の舞台でプレーしていた。2020年から昨2022シーズンまではファジアーノ岡山(J2)に所属し、J3とJ2の経験歴は計5年。この間、常に出場機会を得る活躍を見せ、プロ生活6年目となる今2023シーズンFC東京への移籍で活動の場をJ1へと移した。
左サイドバックを本職に右サイドバックとしてもプレーしている。FC東京には今年3月に日本代表としてコロンビア戦に出場したDFバングーナガンデ佳史扶もおり、ポジション争いも激化していると思われるが、J1第17節終了時点で10試合にスタメン出場している。
5月12日に行われたJ1第13節、川崎フロンターレとの「多摩川クラシコ」では1得点1アシストで2-1の勝利に貢献。対人守備の強さに加えてキックの精度が高く、ロングスローからもチャンスを演出できる選手である。
MF河原創(サガン鳥栖)
2020年に当時J3のロアッソ熊本に入団し、今年でプロ5年目を迎えるMF河原創。2022シーズンは熊本の昇格に伴いJ2でプレーし、2023年にサガン鳥栖へ移籍したことでJ1へと到達した。驚くべきことに、プロ1年目の開幕戦から今季J1第17節終了時点までの全試合に出場している。さらに注目すべきは、2年目以降「フルタイム出場」を続けている点で、今もなおその活躍が途絶える気配はない。
ボランチとして熊本のJ2昇格に多大な貢献をしただけでなく、怪我をしないタフさ、カテゴリーが上がってもすぐに順応できる適応力、J1全体でもトップを記録する運動量のほか、ブロック数やパス数の多さなど自身の魅力を存分に示してきた河原。まだまだ底が知れない活躍から目が離せない。
MF上門知樹(セレッソ大阪)
沖縄県立与勝高校が生んだ初のJリーガーMF上門知樹。当時J3のFC琉球へ加入した2016年にキャリアをスタートさせると、チームの昇格で初めてJ2を戦った2019シーズンにブレイクしている。
GKにとって悪夢のような無回転シュートを最大の武器に、貪欲に得点を目指す姿が特徴的。また、前線からの守備を惜しむこともない。2022シーズンにセレッソ大阪へ移籍しJ1へ。C大阪ではまだレギュラー定着に至っていないが、記憶に残る活躍が多く数字以上に愛されている選手といえるだろう。
FWレオ・セアラ(セレッソ大阪)
横浜F・マリノス、そしてセレッソ大阪での活躍が目立つFWレオ・セアラだが、2016シーズンにはJ3のFC琉球で23試合に出場した経歴を持っている。ただし、当時は現在ほど得点へと繋がっておらず、わずか2得点に終わっている。2017年から2019年まではブラジルのクラブを渡り歩き、2021シーズンに横浜FMへ移籍し再び日本へ。
横浜FMでは2年続けて二桁得点を記録し、現在所属のC大阪でも今2023シーズンここまで17試合で6得点。右足でのシュートもヘディングもハイレベルで、相手からすれば90分間を通して抑えるのが非常に難しい選手だろう。
FW谷口海斗(アルビレックス新潟)
岐阜経済大学から2018年に当時J3のいわてグルージャ盛岡へ加入したストライカーFW谷口海斗。J3スタートとなったプロ1年目から23試合15得点と驚異的な数字を残し、ロアッソ熊本に移籍した2020シーズンには18得点でJ3得点王を受賞した。
2021シーズンから所属しているアルビレックス新潟が2022シーズンにJ2で優勝しJ1に昇格。新潟でも2年続けてチーム内得点王となっており、今2023シーズン初挑戦のJ1で、出場時間533分3得点と一定の結果を残している。
常にゴールを狙うメンタル、一瞬の隙を見逃さず容赦なくニアサイドを打ち抜く姿勢など、点取り屋に不可欠な芯を持つ選手である。
コメントランキング