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浦和リンセン、母国復帰加速か。元同僚のユトレヒトMFにJ移籍断られる

ブライアン・リンセン 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属FWブライアン・リンセンは18日、YBCルヴァンカップの清水エスパルス戦で決定機を外すなど低調なパフォーマンスを露呈。今夏退団報道も飛び交う中、オランダ1部フェイエノールト時代のチームメイトからJリーグ移籍を断られていたようだ。

 リンセンはオランダ1部フィテッセやフェイエノールトなどをへて、昨年6月に浦和へ完全移籍。ただ昨年7月の親善試合パリ・サンジェルマン戦で負傷。長期離脱を強いられて昨季はリーグ戦3試合の出場にとどまると、今季はここまでリーグ戦でのスタメン出場わずか4試合。清水戦では、1-1で迎えた後半43分にロングカウンターからゴールキーパーと1対1に。ループシュートを放ったものの、ゴールを決められず両手で顔を覆っている。

 そんなリンセンと頻繁に連絡をとっているのが、昨年夏までフェイエノールトでプレーしていたユトレヒト所属MFイェンス・トールンストラだ。トールンストラはオランダ誌『Hand in Hand』のインタビューで「リンセンとはよく話しているよ。彼は夜中に起きてフェイエノールトの試合を見ているんだ」

 「彼からは冗談を言われる時もあるね。彼はひとりで過ごしている。それに文化が違うから、『日本に来て楽しんでくれ』と言われるよ。僕はここ(オランダ)で快適に過ごしているし、日本に行く必要はないんだ」と語っている。

 一方でリンセンの去就については、オランダメディア『Voetbal』が先月末に「ユトレヒトがリンセンの獲得を検討している。リンセンは浦和と2025年1月までの契約を残している。しかし彼はまだ本領を発揮しておらず、大半の試合でベンチスタートだ」とリポート。妻がオランダ国内の滞在していることをあわせて伝えている。

 浦和で本来のパフォーマンスを発揮できていないリンセン。ユトレヒトでトールンストラと再会する可能性も考えられる。