元ヴィッセル神戸所属選手のボージャン・クルキッチ氏は、今年3月に現役引退。かつてMFアンドレス・イニエスタとともにプレーしていたバルセロナのホームスタジアム(カンプ・ノウ)で引退セレモニーが行われたが、ボージャン本人はセレモニー開催形式の変更に怒りを爆発させていたようだ。
ボージャンはバルセロナやローマ、ミランなど複数クラブをへて、2021年8月からおよそ1年半にわたり神戸でプレー。ただ神戸在籍時もコンディション不良に悩まされて、出場機会が限定。2022シーズン終了後に契約満了で神戸を退団すると、今年3月23日に現役引退を発表。セレモニーには元バルセロナ所属選手のジェラール・ピケ氏らが出席したほか、イニエスタもビデオメッセージを寄せていた。
カタルーニャ州の地元メディア『Xカタルーニャ』は今月、ボージャン引退セレモニーの内幕を特集。「彼はカタルーニャ代表チームの一員として、引退試合開催を望んでいた。カタルーニャ代表はマリ代表と対戦する予定だったが、直前で中止となった」
「マリ代表からの申し入れによる引退試合中止は、カタルーニャサッカー連盟の直接的な責任ではない。だがボージャンは、引退試合にかわる代替案がなかったことに対して激怒した」と綴っている。
なおボージャンは今年3月、イニエスタの代理人会社『NSNグループ』が開発を手掛けるグラベルバイクのプロジェクトに参画。ビジネスマンとしての第2の人生をスタートさせている。
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