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セルティック古橋亨梧のトッテナム移籍は?代理人言及「中村俊輔とは…」

旗手怜央(写真左)と古橋亨梧(写真右) 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧には、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパー移籍の可能性が報じられている。アンジェ・ポステコグルー監督との再会が噂される中、同選手の代理人が去就に言及。セルティックのレジェンドである中村俊輔氏の存在についても語っている。

 古橋は2021年7月にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍すると、海外挑戦1年目から主力選手として活躍。今季はリーグ戦36試合の出場で27ゴールをマークすると、スコットランドリーグの年間最優秀選手賞を受賞。セルティックのリーグ連覇、スコットランド3冠達成に大きく貢献している。

 その古橋の去就については、先月末に英紙『デイリーレコード』が「ポステコグルー次期監督の要望」とした上で「トッテナムの獲得候補に含まれている」とリポート。トッテナムが移籍金2000万ポンド(約35億円)を用意する可能性が報じられる一方、28歳という年齢を理由に「トッテナムが古橋の獲得に消極的だ」との見方も広まっている。

 そんな中、古橋の代理人兼通訳である井堂彰人氏が英紙『デイリーメール』のインタビューで「セルティックに所属するすべての日本人選手が、中村俊輔の偉業について深く考えています。中村さんはセルティックの歴史の一部となりました。今の時代、多くの若手選手が1年や2年で移籍してしまう」

 「確かに、どこかで幸せをつかみたいと思う選手もいるかもしれませんが、中村さんのようにセルティックの歴史に名前を残したいという気持ちもあると思いますよ」とコメント。

 「この先何が起こるか、古橋がどこにいるのか、私には分かりません。この2シーズンで、彼は新しい環境、新しい文化、新しいチームメイトとの付き合い方を学びました。(ヴィッセル神戸時代も含めて)彼のことは5年間見てきましたが、本当に成長しています。なので、彼の次の挑戦については心配していませよ」と、古橋にセルティック退団の可能性があることを暗に認めた。

 なおセルティックは日本人選手を高く評価しているポステコグルーの後任として、日本人選手指導の経験がないブレンダン・ロジャーズ氏を招へいするとみられている。これについて井堂氏は「日本人選手はとても献身的でプロフェッショナルです。セルティックの新監督がブレンダン・ロジャーズであろうと誰であろうと、彼らはクラブのためにベストを尽くしてくれると確信していますよ」と前向きなコメントを残している。