2022/23シーズンに世界最高峰のプレミアリーグで注目を浴び、エミレーツFAカップ(FA杯)では準決勝に進出したブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンに所属する日本代表MF三笘薫。FA杯準決勝を経て、日本代表がFIFAワールドカップ(W杯)の決勝トーナメントで勝利するための方法を語っている。
マンチェスター・シティの優勝で幕を閉じたFA杯で三笘は、4次ラウンドのリバプール戦(1月29日)、準々決勝のグリズビー・タウン戦(3月19日)で得点を挙げ、準決勝でマンチェスター・ユナイテッド(4月24日)と対峙。準決勝後の会見で、欧州で日本の選手がより多くのより大きなノックアウト形式の大会を経験することの重要性を語った。
「(FA杯準決勝の試合では)自分のチームのサポーターだけでなく、全国の人々に見られるという違いがありました」「セミファイナリストとして注目されることは滅多にない経験でした」
「(ノックアウトステージの試合では)通常のプレーを発揮することはできません」「緊張感がとても高まるからです」「チームとしても個人としても、良いプレーをし、チームを勝利に導くためには(通常の試合とは)異なる部分(技術や戦術など)が求められます。メンタリティも試されるでしょう」
「例えば、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝に出場したことのある選手は、W杯の準々決勝に対して全く気負わないかもしれません。しかし、私たち(日本代表)はそのような経験がないので、少し落ち着かずに神経質になります」
日本代表は、W杯でこれまで4度(2002、2010、2018、2022)決勝トーナメントに進出するも、いずれも1回戦のベスト16で敗退。JFA(日本サッカー協会)は2030年までに「W杯に出場し続けベスト4に入る」、2050年までに「W杯を日本で開催しその大会で優勝チームになる」という目標を掲げている。
6月15日、日本代表が挑んだキリンチャレンジカップ2023エルサルバドル代表戦では、三笘も先発出場し6-0で勝利。前日会見で日本代表の森保一監督は、2026年W杯北中米大会での目標を「優勝」に設定したことを公言した。
なお、三笘は次2023/24シーズン、ブライトンでUEFAヨーロッパリーグ(EL)を経験をすることになる。
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