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「田中碧不振の原因は…」デュッセルドルフ監督を独紙批判。今夏移籍確実か

田中碧 写真:Getty Images

 女性アイドルグループ『ハロー!プロジェクト』OG鈴木愛理さんの交際相手であるサッカー日本代表MF田中碧は、ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに在籍。今夏移籍が噂される中、カタールW杯後の不振について現地メディアが分析している。

 田中は2021年にU24日本代表の一員として東京五輪に出場すると、2021/22シーズンからデュッセルドルフでプレー。昨年にはFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)のスペイン戦で決勝ゴールを決めると、欧州の複数メディアがステップアップ移籍の可能性を報じていた。

 しかしカタールW杯後はドイツ2部リーグ戦で低調なパフォーマンスを露呈。今年3月に一時スタメンを外れると、4月9日のリーグ戦で右膝内側靭帯を断裂。本人は今季中の復帰に意欲を見せていたが、結局先月28日の最終戦に間に合わず、シーズンを終えた。

 ドイツ紙『NRZ』は、デュッセルドルフ所属選手のパフォーマンスを査定。田中について「この日本代表選手はつねにボールを欲しがる。それにボールの扱いが非常にうまい。しかし、ストライカーの背後でプレーメーカーやゲームのオーガナイザーとしての役割を担っているため、負担がかなり大きい」と指摘。ダニエル・ティウーヌ監督の起用法を批判している。

 なおデュッセルドルフは今月13日、SCフライブルク下部組織所属MFヤニク・エンゲルハルトの獲得を公式発表。デュッセルドルフの地元紙『ライニシェ・ポスト』は「エンゲルハルトを獲得するためには、事前に移籍金収入を得る必要がある。田中の売却は最初の選択肢であり、クラブに数百万ドルをもたらすことが可能だ」とし、田中のデュッセルドルフ退団が既定路線との見方を示している。