日本代表・海外組 海外日本人選手

久保建英にソシエダ幹部辛口「来季CL出場で…」補強次第でレギュラー白紙も

久保建英 写真:Getty Images

 日本代表MF久保建英は、ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・ソシエダの主力選手として活躍。来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献したが、ソシエダの幹部は同選手に対して厳しいコメントを残している。

 久保は昨年7月にレアル・マドリードからソシエダへ完全移籍。ソシエダと2027年6月までの5年契約を結ぶと、今季はリーグ戦34試合の出場で9ゴール4アシストをマークしている。また本人は今月2日、スペインのラジオ局『カデナ・セル』の番組で「僕はレアル・マドリードからソシエダにやって来ましたが、レアル・マドリードへの扉はもう閉まっています。ソシエダ以上に輝ける場所はないと思っています」と、ソシエダ残留を公言している。

 そんな中、ソシエダのロベルト・オラベSD(スポーツディレクター)はスペイン紙『Noticias de Gipuzkoa』のインタビューで来季の戦いや今年夏の補強計画に言及。CL出場権獲得による戦力補強の可能性を問われると、「新戦力は我々を興奮させるか、させないかのどちらかだ。久保は興奮させたか?私はそうは思わない」と久保に言及。

 「我々が望んでいるのは一歩前進すること、競争することであり、エッフェル塔を見るためにヨーロッパに行くことではない。レアル・ソシエダのままなのか、CLで新たな次元に入るかだ。このコンペティションでプレーすることこそ、本当の意味での醍醐味なんだ」と語るとともに、5名程度の獲得を予定していることを明かした。

 前線の中心選手として十分な結果を残した久保。ただオラベSDの言葉を踏まえると、CL出場決定をうけての補強により来季はポジション争いを強いられる可能性がある。