オリベイレンセ所属の元日本代表FW三浦知良(カズ)は28日、ポルトガル2部最終節のレイションイス戦で途中出場。ノーゴールながらもMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)を受賞したことに、批判の声が上がっている。ポルトガルメディア『zero zero』が伝えた。
56歳の三浦は昨年に鈴鹿ポイントゲッターズでプレーすると、今年1月に横浜FCからオリベイレンセへ期限付き移籍。4月22日のリーグ戦で新天地デビューを飾ったものの、ここまで2試合の出場でプレー時間はわずか2分だった。
しかしレイションイス戦では後半19分からキャプテンマークを巻いてプレー。チームが4-3で勝利した後、無得点ながらもMOMを受賞していた。
ただ同選手のMOM受賞に反発したのが、レイションイスのビトル・マルティンス監督だ。マルティンス監督は試合後のインタビューで「7ゴールあった試合で、なぜ三浦がMOMを受賞するのか理解できない。彼に賞を与えるのは侮辱的だ。こんなやり方はあり得ない。そうでなければサーカスになってしまう」と不満を爆発させたという。
なお三浦本人はMOM受賞について「クラブ、そしてサポーターの皆さんにとても感謝しています。この賞は僕のためのものではなく、チームのためのものです。ゴールこそ決められませんでしたが、受賞できました。ありがとうございました」とコメント。
今年6月にオリベイレンセへのレンタル移籍期間が満了を迎えるが、自身の去就については「これから決めます。少なくとも60歳までプレーしたいですね」と語ったという。
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