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ミランに鎌田大地獲得推奨。アーセナル冨安健洋の発掘者「日本人選手は…」

鎌田大地 写真:Getty Images

 日本代表MF鎌田大地は、今季限りでのブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト退団が正式決定。MF本田圭佑の古巣であるセリエA(イタリア1部)ミランが移籍先の有力候補として報じられている。そんな中、元ボローニャSD(スポーツディレクター)が鎌田の移籍報道に言及。アーセナル所属DF冨安健洋を例に、日本人選手の素晴らしさを説いている。

 鎌田の去就についてはイタリアメディア『カルチョメルカート』が今月13日、ミランが今年2月から選手サイドとの複数回にわたり交渉していたと報道。ミランは年俸300万ユーロ(約4億5000万円)で基本合意を取り付けたほか、今後数日以内に同選手の獲得に動くか決断を下すものとみられる。

 一方、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は15日に「ナポリと鎌田の交渉に中断の可能性。代理人の要求に一致していない」とリポート。これによると、ナポリは年俸の上限額を350万ユーロ(約5億2000万円)に設定しているが、選手サイドは400万ユーロ(約5億9000万円)~500万ユーロ(約7億4000万円)を要求しているという。

 そんな中、イタリアメディア『カルチョメルカート』は2019年6月から約2年間にわたりボローニャSDとして選手獲得に携わっていたワルテル・サバティーニ氏のコメントを紹介。これによると、同氏は鎌田にセリエA挑戦の可能性があることを好意的に受け止めており、「かつてボローニャには冨安がいた。日本人選手は信じられないほどのメンタリティを持っている」とコメントを残したという。

 冨安は2019年7月にベルギー1部シント=トロイデンVVからボローニャへ完全移籍。2シーズンにわたり守備陣の中心選手として活躍した後、2021年8月にアーセナルへ完全移籍している。