
FWマテウス・カストロ(名古屋グランパス)
シュート数1位、スルーパス数1位、枠内シュート数2位(@JSTATS)
ここ数シーズン、堅守を誇る一方で得点力にやや欠ける名古屋グランパス。その中で2020シーズンから攻撃陣を引っ張ってきたのがFWマテウス・カストロだ。2020シーズンは9得点、2021シーズンは7得点、2022シーズンは8得点と安定した活躍をみせてきた。2023シーズンはここまで1得点とゴール数は伸び悩んでいるが、シュート数は38でリーグトップ、枠内シュート数は18でリーグ2位。
強引にシュートを狙う場面もあるが、枠を捉える確率は39.5%と悪くないため、これからゴール数が増えていく可能性は高い。スルーパス数も45とリーグトップで、成功率も53.3%と高い。名古屋は今季、FWキャスパー・ユンカーという強力なストライカーを確保しており、ここからマテウスの得点数が増加すれば、現在の3位からさらに上位に上がる可能性を秘めている。

MF稲垣祥(名古屋グランパス)
タックル数1位、走行距離2位(@JSTATS)
2020シーズンから、名古屋グランパスの中盤に君臨し続けているMF稲垣祥。今2023シーズンもタックル数は54で断トツのリーグトップ(2位は43)。それでいて警告(イエローカード)は1枚のみと非常にクリーンな選手だ。
ここまで全試合フルタイム出場で走行距離はリーグ2位となる148.994km。そのタフさも大きな魅力だ。常にピッチにいる頼れるキャプテンの存在は、優勝争いをする上で非常に偉大である。

MF奥埜博亮(セレッソ大阪)
走行距離1位、タックル数2位(@JSTATS)
4バックという軸は不変の中で、多様なシステムを用いている2023シーズンのセレッソ大阪。システムと同様に、ボランチでは様々な選手が起用されているが、MF奥埜博亮だけは不動である。
全試合スタメン出場を続けており、走行距離151.131kmはリーグトップ。さらにタックル数は43で警告(イエローカード)はゼロ。リーグ屈指の守備力とクリーンさを併せ持ち、33歳になってもなお衰えの気配はない。

MF金子拓郎(北海道コンサドーレ札幌)
ドリブル数1位、クロス数1位、こぼれ球奪取数2位(@JSTATS)
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のチームらしく、2023シーズンも得点数・失点数ともに多い北海道コンサドーレ札幌。リーグ2位タイの25得点を誇るチームの中で、MF金子拓郎は右サイドの槍となっている。
ドリブル数82は断トツのトップ(2位は52)、クロス数は55でこちらもトップ。深い切り返しでの打開力はリーグ全体を見渡しても群を抜いており、こぼれ球奪取数も60でリーグ2位と攻撃だけにとどまらない能力の高さも魅力だ。

MF伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)
ラストパス数1位、スルーパス数2位(@JSTATS)
J1復帰を果たしたアルビレックス新潟の攻撃を引っ張る背番号13の王様、MF伊藤涼太郎。王様といっても自己中心的なプレーではなく、チームの勝利のために戦える紳士的な王様だ。それは29ものラストパス数、38ものスルーパス数からも明らかである。
チームは序盤戦の好調ぶりから一転、現在5戦連続で勝ちなしと徐々に順位を落としているが、勝利を求める伊藤の活躍で再び上昇気流に乗れるか見どころだ。
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