女子サッカー界において屈指の強豪国と言われるイングランド。同国には女子リーグ最高峰のウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)というプロリーグがあり、2011年の開幕から現在まで日本人選手も数多く在籍し活躍を続けている。
現在(2023年5月6日時点)WSLは2022/23シーズン終盤を迎えており、マンチェスターを本拠地とするマンチェスター・ユナイテッド・ウィメンが首位をキープ、そのすぐ背後には同地域を拠点とするマンチェスター・シティ・ウィメンズが迫っている状況だ。
現在、この2位のシティには、2017年からなでしこジャパン(日本女子代表)連続選出記録を継続中のMF長谷川唯が在籍し活躍中。この記事では、イングランドのトップリーグWSLと、そこで活躍している日本人選手にスポットライトを当てて紹介していこう!
WSLを構成する地域別12クラブ
ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)は、イングランドの各地域を拠点とする12の女子プロサッカークラブによって構成されているトップリーグである。昨2021/22シーズンまでは、運営元のFA(イングランドサッカー協会)を冠して「FA女子スーパーリーグ」と呼ばれていた。
WSLの上位2チームは、UEFA女子チャンピオンズリーグへの出場権を得られる。シーズンは男子同様、9月中旬から翌年5月下旬のいわゆる秋春制。今2022/23シーズンは、2022年9月17日に開幕し2023年5月27日(日本時間)に終了予定だ。
また、同リーグをWSL1とし、イングランド女子2部リーグWSL2(女子選手権)も2014年に発足。以来2部制で、WSL1最下位のクラブと、WSL2優勝クラブの入れ替え(昇降格)が行われている。
2022/23シーズン参戦の12クラブは地域別に以下のとおり。
マンチェスター地域
- マンチェスター・シティ・ウィメンズ(1988年創設)
- マンチェスター・ユナイテッド・ウィメン(2018年創設)
リバプール地域
- エバートン女子(1983年創設)
- リバプール・ウィメン(1989年創設)
ミッドランズ地域
- アストン・ビラ・ウィメン(1973年創設)
- レスター・シティ・ウィメン(2004年創設)
ロンドン地域
- トッテナム・ホットスパー・ウィメン(1985年創設)
- アーセナル・ウィメン(1987年創設)
- ウェストハム・ユナイテッド・ウィメン(1991年創設)
- チェルシー・ウィメン(1992年創設)
バークシャー地域
- レディング・ウィメン(2006年創設)
ブライトン地域
- ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン・ウィメン(1991年創設)
同じ地域を拠点とするクラブ同士は特に強いライバル関係となるため、試合は非常に盛り上がりを見せる。例えば同じロンドン地域のアーセナルとトッテナムは、いずれもロンドン北部を拠点としていることで歴史的な対立も深く、両者の戦いは現地で「ノース・ロンドン・ダービー」と呼ばれ、数あるダービーマッチの中でも名高いダービーとなっている。
そんなイングランドの女子トップリーグで活躍する日本人選手は現在5名。あなたは何人知ってる?それぞれ紹介しよう。
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