Jリーグ 浦和レッズ

ACL決勝浦和戦で岩尾憲に報復キック。一発退場アル・ヒラルFWの給与没収

岩尾憲 写真:Getty Images

 浦和レッズは29日、敵地サウジアラビアでのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝アル・ヒラル戦1stレグを1-1で終了。この試合ではFWサーレム・アッ=ドーサリーが終了間際にMF岩尾憲を蹴って退場処分となっているが、アル・ヒラルはアッ=ドーサリーの給与を一部没収すると現地で報じられている。

 アッ=ドーサリーは浦和戦1stレグで13分に先制ゴールをマーク。しかし86分に岩尾のファウルに対して、足裏を見せながらキック。この報復行為によりレッドカードも貰い、今月6日のACL決勝2ndレグで出場停止となった。

 サウジアラビア紙『ariyadhiah』の報道によると、アル・ヒラル幹部はアッ=ドーサリーに対してクラブ内部の規定を適用。同選手の給与を一部差し引く方針を固めたが、差し引く金額については現時点で未定だという。

 また同紙は、アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトでアッ=ドーサリーの報復行為が「暴力的なファウル」と批判されていることも紹介している。

 ホームで浦和にアウェイゴールを許して2ndレグに挑むことになったアル・ヒラル。1stレグで先制ゴールを挙げたアッ=ドーサリーを失うことで苦戦が予想される中、同選手に対するクラブ首脳陣の怒りが垣間見える。