柏レイソルは29日の明治安田生命J1リーグ第10節京都サンガ戦後、誹謗中傷メッセージをはじめSNS投稿に関する注意喚起を行ったが、サポーターからは今季の成績不振やネルシーニョ監督続投に対する説明を求める声が沸き起こっている。
柏は三協フロンテア柏スタジアムで行われた京都戦を1-1で終了。リーグ戦直近3試合白星なしと再び足踏み状態となっており、J2降格圏内の18位横浜FCから勝ち点4差の16位に低迷。今季ここまでの不甲斐ない戦いぶりに、サポーターはフラストレーションを溜めている。
京都戦後にツイッター上で様々な意見が飛び交う中、柏はクラブ公式ツイッターアカウントを通じて「SNS上で事実に基づかない投稿、誹謗中傷とみなされる内容が見られます。クラブとして看過できない行為です。ごく一部の投稿ではありますが、厳重に受け止めております。良識ある投稿とご支援をいただきますようお願いいたします」と注意喚起。「顔や名前が見えないところで言いたい放題はよくない」、「確かに誹謗中傷はやめたほうがいい」、「選手を後押ししよう」というメッセージが寄せられている。
一方で今季ここまでの低迷ぶりに対するクラブからの説明がないこともあり、「誹謗中傷はダメだけど、説明責任は果たしてほしい」、「クラブのビジョン発信を切に願います」、「クラブから成績低迷などについて一切コメントがない状態で『ご支援お願いします』『応援お願いします』は虫が良過ぎる」というコメントも。
「サポーターのコメントが誹謗中傷というレベルまで昇華してしまったのはクラブの運営や発信、透明性にも問題があるのでは?」とクラブの責任を問う声や、「ネルシーニョ監督続投の理由説明を」、「なぜネルシーニョ監督を解任しないのか」と監督交代論も再び噴出。賛否含めて様々な意見が飛び交っているだけに、「広報さん大変だ…」とクラブスタッフを気遣うサポーターも見られる。
今回の注意喚起を一方的なメッセージ発信だと受け取るサポーターが一定数いる中、現場のコーチングスタッフや選手たちが浮上のきっかけをつかもうと努力していることは確かだ。
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