ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトは、日本代表MF鎌田大地の後釜としてフォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧の獲得を狙っていると報じられている。そんな中、VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝にもフランクフルト移籍の可能性が浮上した。
伊藤は2021年6月にジュビロ磐田からシュツットガルトへレンタル移籍。海外挑戦1年目からレギュラーに定着すると、2021/22シーズン終了後に買い取りオプション行使により完全移籍。今季もセンターバックの主力選手としてリーグ戦ほぼ全試合で先発出場しているが、チームはリーグ戦残り5試合で2部入れ替え戦圏内の16位に低迷。2部自動降格圏内の17位シャルケとの勝ち点差は「1」となっている。
シュツットガルトが現有戦力を維持できる可能性については、ドイツ誌『ビルト』は今月に「ブンデスリーガ残留は、クラブの財政面で非常に重要なことだ。2部降格の場合には移籍金が減るほか、優秀な選手の放出も避けられない」と厳しい見通しを示している。
するとドイツ紙『Heidenheimer Zeitung』も「ブンデスリーガ残留争いの行方に関係なく、この夏も移籍金収入により黒字を達成しなければならない」とし、複数の主力選手放出が必至だと主張。
放出候補に伊藤やDFボルナ・ソサ、DFコンスタンティノス・マヴロパノスなどを挙げると、伊藤について「最近、フランクフルトのオリバー・グラスナー監督が伊藤とマヴロパノスへの強いこだわりを掻き立てている」と、フランクフルトからの関心を伝えている。
伊藤はシュツットガルトとの契約を2025年6月まで残しているが、昨年11月から複数回にわたりローマ移籍の可能性が報じられている。また今年1月にはボルフスブルクからオファーが届いたほか、先月にはDF板倉滉所属ボルシア・メンヒェングラートバッハからの関心も伝えられている。
なおドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』は今月下旬、フランクフルトが来季欧州カップ戦出場を見据えた上での選手層維持を目的に「田中碧ら3選手を獲得候補に含めている」と報じている。MF長谷部誠と田中、伊藤と日本人選手3名がフランクフルトでチームメイトになることはあるのだろうか。
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