Jリーグ アルビレックス新潟

新潟スタジアムMCがJリーグ秋春制移行に反対!堀米・高木のSNS発信称賛も

アルビレックス新潟のゴール裏 写真:Getty Images

 積雪量の多い地域で、Jリーグ秋春制移行案への反対意見が沸き起こっている。アルビレックス新潟所属DF堀米悠斗とMF高木善朗が反対の姿勢を打ち出す中、同クラブのスタジアムMCを務める新潟のお笑い集団『NAMARA(ナマラ)』の森下英矢氏もJリーグに厳しい意見を寄せている。

 堀米と高木は26日、インスタライブでJリーグ秋春制移行に関する議論を展開。その中で堀米が「(秋春制を推す人たちが)冬の聖籠(アルビレックス新潟のクラブ施設がある地域)に来て、俺達に説明してほしい。長靴を履いて、雪の中来てほしい」と語るなど、冬季に新潟県内での試合開催が厳しいと主張。高木も「選手に対する説明が十分に行われていない」と疑問を呈している。

 すると森下氏も26日に自身のツイッターアカウントを更新。「秋春制議論の重要局面でアルビがJ1にいれて本当によかった」と切り出すと、「今季、サッカーでも集客でもインパクトは残せているから、『このチームを犠牲にする百年構想って何?』と問うことが出来る。だから残留はもちろん、もっとインパクトを残さなければ。タイミング的に新潟がやるしかない!!」と投稿。

 秋春制移行反対という観点から新潟がJ1リーグで戦う意義を強調すると、堀米と高木の行動について「本当に勇気あるタイミングでのインスタライブでしたね!!!嬉しいです!!」と称えている。

 新潟は昨季J2優勝を果たすと、今季は6年ぶりとなるJ1の舞台で9試合を終えて3勝3分3敗。首位ヴィッセル神戸から勝ち点7差の10位につけるなど、MF伊藤涼太郎の活躍もあり健闘している。J1所属クラブで寒冷地にホームスタジアムを構えるクラブが新潟と札幌のみであるだけに、Jリーグ秋春制移行反対派は新潟の役割に期待を寄せていると考えられる。