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元FC東京DF渡辺剛巡り争奪戦?ベルギー1部唯一全試合フル出場で強豪関心

渡辺剛 写真:Getty Images

 かつてFC東京に在籍していたDF渡辺剛は今季、KVコルトレイクでベルギー1部リーグ唯一のフィールドプレーヤー全試合フル出場を達成。同選手はブンデスリーガ(ドイツ1部)挑戦を熱望しているが、ベルギー国内強豪クラブへ移籍する可能性が現地で報じられている。

 渡辺は今年1月、ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』のインタビューで「KVコルトレイクとは2025年(6月)まで契約を残していますけど、来年のどこかのタイミングでブンデスリーガへ移籍できたらいいかなと思っています」とコメント。日本代表復帰を意識した上でのステップアップ移籍を示唆したほか、ベルギーメディア『VOETBAL』は今月はじめに「ベルギーの上位クラブが渡辺の獲得を狙っている。彼の市場価値は100万ユーロ(約1億4000万円)だ」と報じていた。

 すると『ヘット・ラーツテ・ニウス』は26日、クラブ・ブルッヘが渡辺など3選手を今季終了後の補強リストに含めているとのこと。同メディアは「この日本人選手はフィジカル能力が高く、テクニック面でのクオリティを兼ね備えている。今のところ、彼のもとに具体的なオファーは届いていないが、クラブ・ブルッヘとベルギー国外クラブと争奪戦になるとも言われている」と綴っている。

 渡辺は2021年12月にFC東京からKVコルトレイクへ完全移籍。2021/22シーズンは6試合の出場にとどまっていたが、今季はリーグ戦全試合でフル出場。本人は自身のインスタグラムアカウントを通じて、インターセプト数313回、タックル勝率82%、チャレンジ勝利数350回、守備時空中戦202回と4つのスタッツでベルギー1部リーグトップの数値をたたき出したことを報告している。

 なおクラブ・ブルッヘは今季のベルギー1部レギュラーシーズンを4位で終えて、上位4クラブによる優勝プレーオフへ進出。セカンドチームのクラブNXTには、かつてアルビレックス新潟でプレーしていたMF本間至恩が在籍している。