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中村航輔、好セーブ連発で代表復帰加速「清水・権田修一の代わり」と報道も

中村航輔 写真:Getty Images

 かつて柏レイソルでプレーしていたポルティモネンセ所属GK中村航輔が23日、ポルトガル1部リーグのジル・ヴィセンテ戦で好セーブを連発。無失点でしのいでMF藤本寛也との日本人対決を制するとともに、現地メディアから最高評価を得ている。

 中村は昨年9月4日に行われたファマリカン戦以降、リーグ戦全試合でフル出場。ジル・ヴィセンテ戦でも先発出場すると、1-0で迎えた50分にペナルティエリア内左側からの強烈なシュートを両手で弾く。また51分には1対1の局面でシュートを阻止。そして66分にはペナルティエリア外からのミドルシュートに反応。シュートがクロスバーをたたき、相手選手がセカンドボールをヘディングシュートで押し込もうとしたところを右手一本でセーブしたのだ。

 中村は試合の主導権を握られてシュート20本、枠内シュート4本を浴びる中でもクリーンシートを達成。チームも1-0と勝利すると、ポルトガルメディア『ゴールポイント』は同選手をMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出している。

 さらにポルトガル紙『O JOGO』は、日本国内で中村の日本代表復帰待望論が沸き起こっていることに注目。「中村の活躍は母国でニュースにもなり、日本代表に再び招集されるべきだという考えが強まっている」

 「彼はリオデジャネイロ五輪でプレーしたが、カタールW杯ではメンバー外となった。今、ポルティモネンセで活躍しているおかげで、彼は権田の後継者として再び日本代表入りするためのすべてを手に入れている」と、清水エスパルス所属GK権田修一にかわる存在として中村を推奨している。

 なおポルティモネンセはジル・ヴィセンテ戦での勝利により、13位に浮上。2部入れ替え戦圏内の16位マリティモとの勝ち点差を「11」に広げている。