かつてアルビレックス新潟、鹿島アントラーズ、名古屋グランパスでプレーしていたブラジル人MFレオ・シルバは、今年1月に母国復帰。今季をもって現役引退することを表明していたが、所属クラブ会長からの要請を受けて現役続行の意思を固めている。
同選手は2013シーズンから10年間にわたりJリーグでプレー。新潟在籍時の2014年にJリーグベストイレブンに選出されたほか、2018年には鹿島の主力選手としてAFCチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げていた。また昨季は名古屋に在籍も、わずか1年で退団。本人はブラジル国内のラジオ局『Radio Mirante AM』のインタビューで、複数のJリーグクラブからオファーが届いていることを告白。自身の出身地にあるモト・クラブ・ジ・サン・ルイスでプレーした上で、2023シーズンのマラニョン州選手権終了後に引退する意向を明かしていた。
そのレオ・シルバは自身の望み通り、今年1月にモト・クラブへの加入が正式決定。今季マラニョン州選手権では、ほぼ全試合でキャプテンマークを巻いて先発出場し、チームを準優勝に大きく貢献。来年のブラジル4部参入をかけたカップ戦への出場権を手に入れたため、マラニョン州選手権終了直後での現役引退を撤回したという。
また同選手は先週、モト・クラブの会長と会談。ブラジルメディア『グローボ』のインタビューで「会長はカップ戦を制して来シーズンは4部リーグで戦うという計画を示してくれたんだ。僕はその一員でありたい、ひとりの選手としてチームを助けたい、ピッチ外で会長が必要とするものは何でも用意すると伝えたよ」と、現役引退への意欲をのぞかせた。
なおブラジル4部参入をかけたカップ戦は、今年10月以降に開催されるとのこと。レオ・シルバは経験豊富なベテラン選手としてチーム内で確かな信頼を得ているだけに、さらなる活躍が期待されている。
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