Jリーグ ヴィッセル神戸

ボージャンが神戸移籍回顧「イニエスタが…」Jクラブのオファー拒否告白も

ボージャン・クルキッチ 写真:Getty Images

 先月に現役引退を表明したボージャン・クルキッチ氏が、2021年8月にヴィッセル神戸移籍が実現した理由を告白。MFアンドレス・イニエスタとのやり取りについても語っている。

 バルセロナをはじめ欧州複数クラブでプレーしていたボージャン氏は、2020年12月にMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)のCFモントリオールを契約満了により退団。翌年1月での欧州復帰を模索したが実現せず、およそ8カ月間の無所属状態をへて神戸へ加入している。

 そのボージャン氏は今月、スペインのサッカーYouTubeチャンネル『ザ・ワイルド・プロジェクト』に出演。神戸移籍に至るまでの過程を聞かれると、「ヨーロッパのクラブやかつて所属していたクラブなどからオファーは届いていた。だけど、条件面で満足できなかったんだ」と、他クラブからのオファーを拒否していたことを告白。

 「(スペインの)ビルバオにいる時、アンドレス(・イニエスタ)からメッセージが来たんだ。『ヴィッセル神戸でプレーすることに興味はないかと、オーナーが言っているよ』とね」と、楽天ヴィッセル神戸株式会社の三木谷浩史代表取締役会長からイニエスタを通じて打診があったことも明かす。

 さらに同氏は「元々代理人には、『もし日本へ行くならば、神戸以外のクラブではプレーしない』と伝えていたんだ。そして神戸と交渉した時にすぐに『イエス』と言ったね」とコメント。神戸以外のJリーグクラブからオファーが届いた場合には拒否する構えだったことも明かした。

 ボージャン氏は神戸在籍時もコンディション不良により度々公式戦を欠場。2022シーズン終了後に契約満了で神戸を退団すると、先月23日に古巣バルセロナのホームスタジアムで行われたイベントにて現役引退を発表している。