サークル・ブルッヘ所属の日本代表FW上田綺世は、今季のベルギー1部リーグで17得点をあげるなど、絶対的ストライカーとして活躍。クラブスタッフが同選手の活躍の要因を語っているほか、かつてサークル・ブルッヘに在籍していた鹿島アントラーズ所属DF植田直通の性格にも言及している。
上田は昨年7月に鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。加入当初は本職ではないトップ下での出場が続いていたが、昨年10月以降は前線でレギュラーに定着。FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)後もリーグ戦全試合先発出場で10ゴールと好調を維持している。
当然ながら、サークル・ブルッヘの広報担当者は上田の活躍ぶりを高く評価。ベルギー紙『Het Nieuwsblad』のインタビューで「以前、このクラブに(上田綺世と)同姓の植田直通がいたけど、彼はいつも本を読んで引きこもっていた。それに比べると上田はずっと社交的であり、よく笑っている」と、植田に対して厳しいコメントを残した上で、上田の性格について語っている。
植田は2018年7月、鹿島からサークル・ブルッヘへ完全移籍。しかしサークル・ブルッヘで出場機会に恵まれず、2021年1月にフランスのニーム・オリンピックへ移籍している。
また上田がサークル・ブルッヘ加入から最初の数ヶ月間でヘアスタイルを何度も変えていたことについて「上田だから許されることなんだ。彼はいつも自分らしくいられるし、冗談が好きなんだ。その点で、彼は普通の日本人とは少し違うかもしれない。少し奇抜な面はあるが、(ピッチ上では)決して手を抜かない」とコメント。同選手に日本人離れの一面があると分析している。
さらに広報担当者は、日本国内での上田に対する注目度にも言及。「ミックスゾーンでは必ず日本の記者がいるので、(このクラブの中で)上田は最もメディア取材を受けている。それに対戦相手に他の日本人選手がいたとしても、彼の取材が優先される。つまり、日本では彼に注目が集まっているんだ」とコメントを残した。
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