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浦和、ACL決勝チケット転売問題で声明!横浜FMと同じく刑事処分視野か

浦和レッズ 写真:Getty Images

 浦和レッズは今月17日、5月6日に埼玉スタジアムで行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグ・アル・ヒラル戦のチケット転売横行をうけて声明を発表。クラブ公式メンバーシップ「REX CLUB」会員資格のはく奪処分や、警察との連携した上での厳罰処分に動いていることを明らかにしている。

 浦和は16日に「REX CLUB LOYALTY」、「REX CLUB REGULAR」の会員を対象とした先行販売を開始。17日午前10時からは「REX CLUB WHITE」の会員も「REX CLUB 会員専用オンラインチケット」のサイトから購入可能となっているが、一般発売は20日午前10時に開始予定であり、17日時点ではクラブ会員のみに販売されている。

 そんな中、フリマアプリや通販サイトではACL決勝チケットの高額転売が横行。中には「REX CLUB」会員で4000~5000円程度のバックアッパー指定席が45000円で販売する転売者もいるだけに、チケットを入手できなかったサポーターからは不満や怒りの声が上がっている。

 すると浦和は「ACL2022決勝 第2戦 観戦チケットの転売行為について」と題した声明を発表。今回のチケット転売への対応について以下のように説明している。

 「現在、浦和レッズでは非公式チャネルでの転売を行った行為者を特定すべく作業、手続きを進めており、行為者が特定された場合は、『浦和レッズ REDS EXPERIENCE CLUB(REX CLUB)規約 第6条 REX CLUB会員資格の終了』に則り、REX CLUB会員資格の剥奪等、必要な措置を講じるほか、警察との連携を含め然るべき措置を検討、実施してまいります。なお、非公式チャネルで転売されたチケットにつきましては無効とし、入場をお断りいたします」

 さらにクラブは「私たち浦和レッズは、浦和レッズとファン・サポーターのみなさまとの間に悪意をもって介在しようとするこうした悪質な行為を強く否定します。ファン・サポーターのみなさまにおかれましては、非公式チャネルでの転売行為はもちろん、非公式チャネルでのチケットのご購入につきましても絶対におやめいただきますようお願いいたします」と、チケット転売撲滅にむけてのメッセージを発信している。

 Jリーグクラブによる公式戦では、横浜F・マリノスが今月3日にチケット転売者に対して刑事処分を求めた結果、2名に対して30万円の罰金刑が科せられたことを公式発表している。浦和もチケット転売問題で警察と連携しているだけに、転売者に刑事処分が科せられる可能性がある。