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元神戸フェルマーレン、STVV監督就任か!現地「DMMは日本市場に…」

トーマス・フェルマーレン 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸でプレーしていたトーマス・フェルマーレン氏は先月、ベルギー代表コーチを退任。FW岡崎慎司やGKシュミット・ダニエルら日本人選手5名を擁するベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)の監督を来季から務める可能性が報じられている。

 フェルマーレン氏は2019年7月から2年半にわたり神戸でプレーした後、昨年1月22日にインスタグラムを通じて現役引退を表明。引退後はベルギー代表のアシスタントコーチとしてロベルト・マルティネス前監督を支えていたが、マルティネスはFIFAワールドカップ・カタール大会後に監督を退任。今年2月にドメニコ・テデスコ氏が代表指揮官に就任すると、フェルマーレン氏も代表チームから離れている。

 ベルギーメディア『Voetbal』は今月16日に「元神戸ディフェンダーの名前が、STVVで話題になっている」とリポート。フェルマーレン氏にSTVV行きの可能性がある背景を以下のように説明している。

 「STVVはすでにベルント・ホラーバッハ監督が今季限りでの退団を表明しており、後任候補を探している。フェルマーレンの名前が挙がっているのは偶然ではないだろう。STVVは同氏が監督にふさわしいと評価している」

 「くわえてフェルマーレンには、日本とのつながりもある。彼は神戸で2年半にわたりプレーしている。そのため(STVVの経営権を保有する)DMMグループは彼を招へいすれば、日本市場にむけてSTVVをさらにアピールすることが可能だ」

 ただ一方でSTVVの次期監督候補には、今季途中までベルギー1部の強豪クラブ・ブルッヘを率いていたカール・フーフケンス氏をはじめ数名も含まれている模様。『Voetbal』は「STVVは数週間以内に新監督の公式発表を行う考えだ」と伝えている。

 なおSTVVは今月15日のサークル・ブルッヘ戦で1-3と敗北。今季レギュラーシーズン最終戦のみを残す中、11勝9分13敗の12位と残留確定の一方でプレーオフ進出を逃している。