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浦和リンセン憤慨「あのローマ戦は茶番劇」モウリーニョ監督罵倒も

ブライアン・リンセン 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属のオランダ人FWブライアン・リンセンは、昨年6月までオランダ1部フェイエノールトに在籍。2021/22シーズンのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)決勝でローマに敗れたことを振り返るとともに、自身の闘争心を語った。

 同選手は2020年夏から2年間にわたりフェイエノールトでプレー。2021/22シーズンにはオランダ1部リーグで13ゴール8アシストをあげるなど、主力選手として活躍。UECLでも19試合中12試合の先発出場で4ゴール2アシストと結果を残していたが、決勝のローマ戦では後半途中出場で無得点。フェイエノールトは0-1で敗れ、タイトルを手にすることができなかった。

 そのフェイエノールトは今月13日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグでローマと再戦。1-0と勝利し、2ndレグへ弾みをつけている。

 そんな中、リンセンはオランダメディア『VOETBAL』のインタビューで昨季のUECL決勝戦を回顧。「僕たちは奴らに勝つべきだったんだよ。イェンス・トールンストラとはよく話していたんだけど、もし奴らと2回対戦していたら、僕たちが勝っていただろうね。試合終了のホイッスルの後、すべてを失った。ドレッシングルームに引き揚げてから数分間は静かだったんだよ」とコメント。

 「正直に言うけど、僕はモウリーニョのことが本当に嫌いなんだ。そもそもローマに対してそういう気持ちだね。あと僕はかなりの負けず嫌いなんだよ」

 「あの決勝戦でどうなるかは、誰もが予想できたはずだ。0-1で敗れたけど、あれは茶番劇だったんだ。一時は、奴らがガムを噛んでいるだけで腹を立てていたんだ」と、大一番での自身の感情を明かすとともに、ローマへの敵意をむき出した。

 なおフェイエノールトは今月20日にEL準決勝の2ndレグを控えている。昨季のリベンジへ王手をかける中、リンセンは「フェイエノールトは僕に多くのものを与えてくれた。まわりから温かく、強い愛情を受けたことで、クラブを愛するようになった。本当にファンになってしまったんだ。もしフェイエノールトが優勝したら、すぐに飛行機に乗って向こうに行きたいね」と古巣への愛着心を語っている。