旗手怜央、森保監督視察試合でアピールの場は？セルティック監督が注目発言

　セルティック所属MF旗手怜央に森保ジャパン入りへのチャンスが残されているようだ。同選手は先月中旬から負傷離脱すると、今月8日に行われたレンジャーズとのダービーマッチも欠場。しかし、日本代表率いる森保一監督の現地視察予定試合で復帰する可能性があると、英紙『デイリーレコード』が報じている。

　旗手は今季も主力選手として活躍していたが、先月のキリンチャレンジカップ2試合でも日本代表から落選。くわえて先月18日に行われたハイバーニアン戦でハムストリングを痛めて途中交代しており、スコットランド1部リーグのレンジャーズ戦を含む直近2試合でメンバー外となっている。

　そんな中、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は10日のメディアインタビューで同選手のコンディションに言及。「旗手は16日のキルマーノック戦でプレーできないだろう。でも、長期離脱ということはない。（復帰前に）彼のコンディションが万全であるか確認する必要がある」と語ると、『デイリーレコード』は「彼は今月30日に行われるスコティッシュカップ準決勝のレンジャーズ戦までには復帰するはずだ」と綴っている。

　同メディアは先月末、森保監督が4月中旬から5月上旬にかけてセルティック戦3試合を現地視察する可能性があると報道。今年6月での日本代表選出を目指す旗手にとって、復帰戦が日本代表指揮官に直接アピールする場となりそうだ。

　なおポステコグルー監督は「旗手はいつもダービーをはじめビッグマッチで、我々のために良いパフォーマンスを発揮してきた。この1年を振り返ってみると、我々が誰かの助けを必要としているときは、いつも彼の助けを借りてきたと思う」と語るなど、変わらず同選手に全幅の信頼を寄せている。