今2023シーズン、ベトナム1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)からJ1リーグ横浜FCに移籍加入したベトナム代表FWグエン・コン・フオン(28)が、5日に豊田スタジアムで行われたYBCルヴァンカップのグループステージ第3節、名古屋グランパス戦の後半アディショナルタイムに出場し、移籍後の公式戦初出場を果たした。
コン・フオンはこの試合、ルヴァン杯第1節サンフレッチェ広島戦に続き2度目のベンチ入り。公式戦9戦目で初白星を狙う横浜FCは、28分にU-22日本代表DF中村拓海の見事なミドルシュートが決まって先制。42分にはMF伊藤翔の追加点でリードを2点に広げて、初白星への期待が膨らんだが、前半のうちにPKで1点を返される。後半に入ると、名古屋の圧力に押された横浜FCが終盤立て続けに失点して逆転を許してしまう。
ベンチで戦況を見つめていたコン・フオンに出番が回ってきたのは、後半アディショナルタイムの90+3分。MF長谷川竜也に代わって中盤に投入されたが、出場時間は1分程度と短く、殆ど何もできずにデビュー戦は終了してしまった。これで横浜FCはルヴァン杯3連敗でグループC最下位。リーグ戦でもここまで4敗2分で勝ち星がなく、18チーム中17位に沈んでいる。
コン・フオンが初出場したことについて、ベトナム人ファンの反応は様々だ。「大きな前進だ」と初出場を喜ぶ声が聞かれる一方で、「せめて5分は欲しかった。1分にも満たない出場時間で何ができる?」、「3日後にリーグ戦を控える中、控え組中心でカップ戦に臨んだはずなのに、その状況でもアディショナルタイムしか使ってもらえない」、「これが現実。もう若くないので、時間の浪費をやめて帰国すべき」など相変わらず厳しい意見も多い。
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