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モナコ南野拓実の序列低下…リーグアン公式が新星と比較「監督の信頼を…」

南野拓実 写真:Getty Images

 ASモナコ所属の日本代表FW南野拓実は、今月2日のリーグアン(フランス1部)ストラスブール戦でも出番なし。ポジション争いのライバルであるMFエリーゼ・ベン・セギルが活躍したこともあり、より一層厳しい立場に置かれている。

 南野は昨年6月、出場機会を求めてリバプールからASモナコへ完全移籍。しかしフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず、スタメンでの出場機会が限定。再三にわたり現地メディアから酷評されると、2月5日のクレルモン戦を最後にリーグ戦での先発出場がない。

 そんな中、代表ウィーク明けのストラスブール戦ではベンチ入りしたものの出番なし。この試合では前線の一角で18歳のベン・セギルがスタメン出場すると、同選手は前半に追加点をマーク。チームを勝利に導いた。

 リーグアン公式サイトでは、モナコ対ストラスブールのMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にベン・セギルを選出。「元リバプールの南野にかわり“10番”を託されたエリーゼ・ベン・セギルは、フィリップ・クレメント監督から信頼を得ていることがよく分かる。ストラスブール戦では最初の2ゴールに関与した」と、南野と比較した上で同選手を評価したのだ。

 ベン・セギルは今季前半はほぼ全試合でベンチ外だったものの、年明け以降はコンスタントに先発出場。4ゴール1アシストと結果を残しているだけに、南野の序列低下は避けられない見通しだ。