かつてガンバ大阪でプレーしていたオーストリア1部LASKリンツ所属FW中村敬斗には、以前からステップアップ移籍の可能性が報じられている。移籍先候補にMF三笘薫擁するブライトンなどが挙がる中、プレミアリーグ(イングランド1部)リバプールが中村への関心を強めているようだ。
中村の去就については、英紙『テレグラフ』が今年1月30日に「リバプールとブライトンは、今季ここまで彼のプレーを見るために定期的にスカウト陣を送り込んでいる」と報道。FW伊東純也所属のスタッド・ランスやアウクスブルク、MF久保建英擁するレアル・ソシエダからの関心も伝えられるなど、すでに複数クラブによる争奪戦の様相を呈している。
すると同メディアは今月30日に「リバプールが中村敬斗に狙いを定めている」と見出しをうち、「リバプールがはこの日本代表選手をさらに監視する。彼の爆発力はユルゲン・クロップ監督の戦術に完璧にフィットするはずだ」とリポート。今後もLASKリンツの公式戦にスカウト陣を派遣する可能性もあわせて伝えている。
また中村が昨年夏、新たにLASKリンツと2025年6月までの契約を結んだことに触れると、「彼の市場価値は500万ユーロ(約7億2000万円)である。リバプールにとって比較的安価であるはずだ」と綴っている。
中村は2021年8月にガンバ大阪からLASKリンツへ完全移籍。2021/22シーズン途中から出場機会を確保すると、今季はここまでオーストリア1部リーグ戦で22試合中21試合に先発出場して11ゴール6アシストとブレイク。今月24日のキリンチャレンジカップ2023ウルグアイ戦で途中出場し、日本代表デビューを飾っている。
なおLASKリンツ率いるディートマー・キューバウアー監督は、オーストリアメディア『クローネンツァイトゥング』のインタビューで中村の去就に言及。「彼が来季もLASKリンツでプレーすることを願っている。だが、今の調子でプレーを続ければ引き留めるのは難しい」と私見を述べている。
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