日本代表落選のMF南野拓実は、リーグアン(フランス1部)ASモナコで出場機会を失っている。現地で「南野の獲得は失敗」とモナコに対する批判が上がる中、クラブ幹部が同選手の獲得による効果を説明している。
南野は昨年6月、出場機会を求めてリバプールからASモナコへ完全移籍。しかしフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず、スタメンでの出場機会が限定。公式戦出場後に現地メディアから何度も酷評されると、今月19日のリーグアン第28節・アジャクシオ戦でも途中出場で存在感を発揮できなかった。
モナコは南野獲得でリバプールに移籍金1500万ユーロ(約21億円)を支払ったとみられるだけに、同選手の不振に対する批判は根強い。
ただモナコのポール・ミッチェルSD(スポーツディレクター)は、同選手の存在がチームメイトに好影響を与えていると主張。フランス紙『レキップ』の取材において「選手と契約するとき、その選手が先発メンバーを変える可能性は常に考慮している。だが、新加入選手全員が活躍できるわけではなく、スタメン争いに挑戦するケースもある」
「南野がいることによって、アレクサンドル・ゴロビンはベストパフォーマンスを発揮しているし、エリーゼ・ベン・セギルが頭角を現しているんだ」と語っている。
なおミッチェル氏は今季限りでのモナコ退団を明言。リバプールをはじめ複数クラブがミッチェル氏の招へいに興味を示しているという。
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