日本代表率いる森保一監督は今年2月、川崎フロンターレ下部組織出身のブンデスリーガ(ドイツ1部)ベルダー・ブレーメン所属GKミオ・バックハウス(日本名:長田澪)と会談。サムライブルーの“隠し玉”として期待される中、ブレーメン幹部が同選手の将来的な日本代表入りの可能性に言及した。ブレーメンの専門サイト『Deich Stube』が伝えている。
日本とドイツの国籍を有するバックハウスは、身長194cmで右利きの大型ゴールキーパー。川崎の下部組織やU15日本代表でプレーしていたが、10代なかばで渡独。2018年7月にブレーメンの下部組織に加入すると順調にステップアップしており、今季はここまでU19世代のリーグ戦で全試合にフル出場している。
また同選手は昨年9月にUEFA EURO U19の予選でベンチ入りすると、昨年10月の国際親善試合・スイス戦でU19ドイツ代表デビュー。今月開催のUEFA U19欧州選手権でもU19ドイツ代表に招集されている。
森保監督とバックハウスによる会談はドイツ誌『ビルト』によって報じられているほか、ブレーメンのスカウト部門責任者であるクレメンス・フリッツ氏も地元メディアの取材で事実だと認めている。
そんなフリッツ氏は、同選手の代表選択について「ミオがどの代表チームでプレーしたいのか決めているわけではない。彼は普通にプレーを続けられるし、この先も同じようにプレーするはずだ」とコメント。A代表に関する決断を急いでいないことを明かした。GK長田澪
なお日本代表のゴールキーパー陣では、W杯4大会連続出場のGK川島永嗣(ストラスブール)が代表引退。今月下旬に行われるキリンチャレンジカップ2試合で、GKシュミット・ダニエル(STVV)、GK谷晃生(ガンバ大阪)、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)がメンバー入りした一方で、カタールW杯で正守護神を務めた権田修一(清水エスパルス)が落選している。
コメントランキング