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「森保監督は敵を作った」古橋と旗手落選にセルティックOB関係改善要求

古橋亨梧(写真左)と旗手怜央(写真右) 写真:Getty Images

 セルティック所属FW古橋亨梧とMF旗手怜央の日本代表落選、森保一監督によるスコットランド1部リーグ過小評価に対する関心度は高まるばかりだ。イギリス国内で森保監督への批判が相次ぐ中、セルティックOBがアンジェ・ポステコグルー監督と森保監督の関係に言及した。

 森保監督は両選手の招集外について「リーグのレベルや置かれている状況もあったり、いろんなことを考えての招集です」と説明。間接的にスコットランド1部リーグのレベルが低いと主張したと複数の英メディアが解釈しているほか、クリス・コモンズ氏をはじめ複数のセルティックOBが日本代表監督の選考方法を批判している。

 またポステコグルー監督も日本代表指揮官の発言に対して、「“無礼”というのは、ひとりの人間としての意見だ。(森保一監督による落選理由の説明について)あまり遠回しに結論を出すのはどうかと思う」と反発。

 「ひとりの意見だからといって森保一監督の発言が間違っているとは限らないが、それが事実であるとも限らない」と、スコットランドリーグのレベルに関する森保監督の意見を否定していた。

 そんな中、セルティックOBのチャーリー・ニコラスが緊急提言。英紙『サン』のコラムを通じて、「森保監督の考えは、前田大然の招集と矛盾している。前田はセルティックにやって来る前から代表でプレーしていたし、カタールW杯でも活躍していた」

 「森保監督はポステコグルー監督に連絡をとって、(古橋や旗手などの)状況について話し合うべきだ。このままだと、古橋や旗手によって良くない」と綴っている。

 自身の発言により、セルティック関係者や英メディアを敵に回した森保監督。ポステコグルー監督からも不満の声が上がっているだけに、早急な関係改善が求められる。