Jリーグ

【J1リーグ2023】第4節で躍動!絶対に外せない選手TOP6

浦和レッズ DFマリウス・ホイブラーテン 写真:Getty Images

3位:マリウス・ホイブラーテン(浦和レッズ)

開幕から3連勝と波に乗っていたヴィッセル神戸を相手に、第4節1-0で勝利した浦和レッズ。なかでも神戸攻撃陣は好調だったが、その前に立ちふさがったのがこのノルウェー人センターバック、DFマリウス・ホイブラーテンだった。

前半36分には、元日本代表のFW武藤嘉紀がスピードに乗ろうとしたところを、身体を入れて許さず。ポジショニングの良さや1対1の強さといった守備の安定感はもちろん、この試合では得点にも大きく関与。前半21分、自陣から対角線のロングボールを前線に送ると、これをMF大久保智明が落としMF伊藤敦樹がゴール。攻守に素晴らしいプレーを見せ、1-0という最終スコアに大きな影響を与え、総合力の高さを示している。


アルビレックス新潟 MF伊藤涼太郎(当時浦和レッズ)写真:Getty Images

2位:伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)

第4節終了時点での、リーグ全体のMVPといっても過言ではない。アルビレックス新潟の「背番号13」MF伊藤涼太郎は、黄金のような輝きを放っている。

今第4節、川崎フロンターレとの試合でも序盤から1タッチで前を向く能力、相手を外す技術、抜群のパスの精度、高い判断力を発揮。26,000人以上が詰めかけたデンカビッグスワンスタジアムを湧かせると、前半22分にはDF渡邊泰基のボール奪取から、素早くシュート。GKチョン・ソンリョンの逆を突き、ニアサイドを打ち抜いて先制点かつ結果的に決勝点となる得点を奪った(1-0)。後半6分にも三戸との連携から、太田へスルーパス。後半13分の直接フリーキックはクロスバーを直撃するなど、常に脅威となり続けた伊藤。勝利に導く得点やアシストはもちろん、おもちゃ箱のようなワクワクが詰め込まれている。


名古屋グランパス FWキャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

1位:キャスパー・ユンカー(名古屋グランパス)

今第4節、柏レイソルに3-0で快勝した名古屋グランパス。ただ、内容としては圧倒的な差があったわけではない。では、なぜ3点もの差が付いたのか。「FWキャスパー・ユンカーがいるかいないか」この要素が明暗を大きく分けた。

前半41分に左足で決めた先制点がそうであったように、ユンカーは並のFWであれば無というべき状況から、有を作り出し続けた。後半19分にも自陣からのロングボールに精度の高い1タッチで立田と入れ替わり、決定的なシュート。名古屋は後半25分に、決定的な3点目をオウンゴールで奪った。これも中央にユンカーがいることを気にした柏のDF立田悠悟が、強引に足を出したことで生まれたもの。「絶対的守護神」ならぬ「絶対的ストライカー」と呼ぶべき、絶対に欠かせない存在だ。

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名前椎葉 洋平
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福岡の地から日本サッカー界を少しでも盛り上げられるよう、真摯に精一杯頑張ります。

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