2022FIFAワールドカップカタール(カタールW杯)での躍進もあり、次期も続投となったサッカー日本代表の森保一監督。3月の親善試合からいよいよ第2幕がスタート(24日国立競技場にてウルグアイ戦、28日ヨドコウ桜スタジアムにてコロンビア戦)。メンバー発表を15日に控えている。
メンバー選考について同監督は「ベースはW杯の選手になるかも」としながらも、それ以外の選出も示唆。国内外で活躍している選手たちの選出があるのか、また長く代表に貢献してきたベテラン選手たちの去就もまた、大きな注目を集めることとなるだろう。
ここでは、第2次森保体制の初陣が間近に迫る中、今後日本代表への招集があるのかが注目されるベテラン選手たちを紹介していく。
大迫勇也(ヴィッセル神戸)
長く日本代表の最前線を支え、得点はもちろんポストプレーでも攻撃の起点としての役割を果たしてきたFW大迫勇也。カタールW杯を目指すアジア予選でも、主力として日本代表の本大会出場に大きく貢献した。
しかし、昨季はコンディション不良の影響もあり所属するヴィッセル神戸でも出場機会が限られていた。その影響もあってか、W杯直前には復調したものの残念ながら出場メンバーからは外れ、大きなサプライズに。さらに、日本サッカー協会はバックアップメンバーとして招集を試みるも、大迫はこれを断っている。代表を率いる指揮官との関係性がどんな状態なのかも心配だ。
今シーズンはここまで3勝1敗と、好調のスタートを切った神戸の攻撃陣の中心選手として活躍する大迫。自身も2ゴールとエースとしての役割を果たしていると言えよう。それだけに、代表監督としては改めて無視できない存在であることも事実。大舞台での活躍機会を与えられなかったエースの復帰はあるのか、最注目の選手であることは間違いない。
長友佑都(FC東京)
左サイドバックとして日本代表に君臨し続けるDF長友佑都も、今後の代表活動への参画がどうなるのか気になる選手の1人だ。カタールW杯のアジア予選では、パフォーマンスが低調な時期もあったが、プレーでこれを一蹴。自身4度目のW杯本大会出場を果たしている。W杯では、プレーのみならずモチベーターとしても能力を遺憾なく発揮。2大会連続のベスト16進出に大きく貢献したと言えよう。
しかし、今シーズン所属先であるFC東京では、ベンチスタートも多く開幕間もないとはいえJリーグでの出場機会も限られている。一方で、日本代表において長友の主戦場となっている左サイドバックは、確固たる後任選手がいないことも事実。これまでであれば他選手の追随を許さなかった長友の能力の高さを示すものであったが、現状では世代交代の遅れを象徴する事象にもなっている。森保監督がどんな選択を下すのか、初陣とはいえ今後の日本代表にとって重要な選択に関わる選手と言えよう。
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