日本代表・海外組 日本代表

「9年前の日本代表戦勝利が…」アジアカップ8強入りへ中国メディア扇動

AFC U-19選手権2014中国戦の日本代表スタメン 写真:Getty Images

 AFC U20アジアカップ2023・グループステージでU20日本代表に敗れた中国代表は今月9日、9年ぶりとなるグループステージ突破をかけてキルギス戦に挑む。そのグループステージ最終節を前に、中国メディアが9年前のAFC U-19選手権2014ミャンマー大会に言及。FW南野拓実やGK中村航輔らを擁したU19日本代表との一戦を振り返っている。

 AFC U-19選手権2014では、グループCにU19日本代表、韓国代表、ベトナム代表、中国代表が同居。U19日本代表は2勝1分とグループステージ首位通過を果たしたものの、初戦で中国代表相手に黒星。この試合ではGK中村航輔やMF川辺駿、DF三浦弦太らが先発出場する中、16分に南野拓実のゴールで追いついたものの、77分に勝ち越しゴールを許して1-2と敗れていた。

 また中国代表は初戦で勝利した後、韓国代表とベトナム代表相手に引き分け。グループステージ2位でノックアウトステージ進出を果たすなど、前評判を覆していた。

 中国メディア『新浪体育』は今月9日に「中国代表がAFC U20アジアカップでグループステージを突破するとなれば、9年ぶりの出来事だ」とリポート。

 ベスト8入りを果たしたAFC U-19選手権2014に触れると、「2014年の大会では、グループステージを1勝2分と無敗で終えている。サポーターを最も感動させた試合は、韋世豪(ウェイ・シーハオ)の2ゴールで勝利したU19日本代表との一戦である」と、キルギス戦を前に9年前の日本戦を利用して中国国民の士気を高めている。

 なお今大会の中国代表はU19日本代表に敗れた後、今月6日のサウジアラビア戦で金星。2試合を終えてサウジアラビア代表と勝ち点3で並んでいるが、得失点差で「+1」とサウジアラビアよりも優位に立っている。

 またキルギス戦で勝利すれば、U20日本代表対サウジアラビア代表の結果に関係なくグループステージ突破が確定。引き分けの場合でもU20日本代表がサウジアラビア戦で引き分け以上だとベスト8入りが決まるほか、キルギス戦黒星でもグループステージ突破の可能性はある。

==========

AFC U-19選手権2014ミャンマー大会・中国戦のU19日本代表スタメン

GK:中村航輔
DF:広瀬陸斗、中谷進之介、三浦弦太、坂井大将
MF:関根貴大、川辺駿、松本昌也、金子翔太
FW:南野拓実、越智大和

ベンチ入りメンバー

GK:吉丸絢梓、高木和徹
DF:石田崚真、内山裕貴、茂木力也、宮原和也
MF:高木大輔、井手口陽介、望月嶺臣、奥川雅也
FW:オナイウ阿道、北川航也

==========