カタールW杯日本代表DF冨安健洋は、プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナルで出場機会を減らしている。その冨安健洋に対するユベントスからの関心が以前から報じられているが、セリエA(イタリア1部)複数クラブの間で争奪戦に発展する可能性があるようだ。
イタリアメディア『カルチョメルカート』は先月25日、「ユベントスが守備陣の補強を望んでいる」とした上で、冨安健洋の獲得オファー提示にむけて準備を進めていると報道。アーセナルはレアル・バリャドリード所属のU19スペイン代表DFイバン・フレスネダを獲得した場合に、冨安健洋の放出を容認するとみられている。
するとユベントスの専門サイト『blastingnews』は今月はじめになって、ユベントスの他にもローマが冨安健洋に関心を寄せていると報道。
「冨安健洋はアーセナルのミケル・アルテタ監督から与えられた短い出場時間に不満を抱いている」とした上で、「ユベントスが争奪戦で優位に立っている。しかしユベントスもローマも2500万ユーロ(約36億円)近くの移籍金を支払わなければならない」と、アーセナルの要求額が高いこともあわせて伝えている。
くわえてユベントスは冨安健洋の代替候補として、マンチェスター・シティ所属のDFアイメリク・ラポルテをリストアップしているとのこと。ラポルテは2021/22シーズンにプレミアリーグで33試合に出場したものの、今季はここまでわずか7試合と出番を大きく減らしている。
冨安健洋は昨年12月のリーグ戦再開以降、右サイドバックの控えに降格。先月15日のマンチェスター・シティ戦ではDFベン・ホワイトにかわって先発出場したものの、自らのミスから失点。その後3試合つづけてベンチスタートとなると、今月4日のボーンマス戦ではキックミスなど味方選手との連携面における不安を露呈。ハーフタイムで途中交代となり、現地メディアから厳しい評価を受けている。
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