明治安田生命J1リーグ所属の2クラブが、リバプールやマンチェスター・シティなど欧州ビッグクラブと肩を並べている。北海道コンサドーレ札幌と川崎フロンターレが『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』の公表データある「直近5年間のチーム編成で安定しているクラブ」で世界トップ10入りを果たした。
国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関であるスポーツ国際研究センターは今月1日、世界75カ国のクラブを対象に「直近5シーズンの国内リーグ戦に出場した選手数」によるランキングを公開。選手数が少ないクラブを「安定感がある」と評している。
これによると、直近5シーズンにわたるリーグ戦で一番メンバーが固定されているのは、ハルムスタッズBK(スウェーデン1部)の44人とのこと。2位には47人でマンチェスター・シティが名を連ねているほか、ほとんどバスク人選手で構成されているアスレティック・ビルバオが49人で3位にランクインしている。
またJリーグクラブでは、川崎フロンターレと北海道コンサドーレ札幌が55人で10位にランクイン。サンフレッチェ広島がレアル・マドリードやトッテナム・ホットスパーとともに57人で18位となっている。
北海道コンサドーレ札幌と川崎フロンターレの共通点では、2018シーズン以降に一度も監督交代がないという点だ。
北海道コンサドーレ札幌はミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任1年目にJ1リーグで4位と上位争いを繰り広げると、翌年の2019シーズンにはYBCルヴァンカップで準優勝。MF宮澤裕樹、MF荒野拓馬、MF深井一希、FW菅大輝など生え抜き選手が多く在籍するほか、MF駒井善成やGK菅野孝憲らも2018シーズンからチームを支えている。
一方の川崎フロンターレは、鬼木達監督就任1年目の2017シーズンにJ1初制覇。2018シーズン以降は3度のJ1優勝にくわえて、天皇杯やYBCルヴァンカップのタイトルも獲得。2017シーズンのJ1優勝メンバーではFW小林悠やFW家長昭博、DF車屋紳太郎、DF登里享平、GKチョン・ソンリョンらが今もチームを支えている。
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『CIES』公表の「直近5シーズンの国内リーグ戦に出場した選手数」ランキング
1位:ハルムスタッズBK(スウェーデン)-44人
2位:マンチェスター・シティ(イングランド)-47人
3位:アスレティック・ビルバオ(スペイン)-49人
4位タイ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ)-51人
4位タイ:リバプール(イングランド)-51人
6位:バイエル・レバークーゼン(ドイツ)-52人
7位タイ:アル・サッド(カタール)-53人
7位タイ:ニューヨーク・シティ(アメリカ)-53人
9位:フィラデルフィア・ユニオン(アメリカ)-54人
10位タイ:北海道コンサドーレ札幌(日本)-55人
10位タイ:川崎フロンターレ(日本)-55人
10位タイ:ニューカッスル・ユナイテッド(イングランド)-55人
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